公開前なのでネタバレなしで、メモ程度に!
はじまりのうた(試写会)
鑑賞日: 2015年1月16日(金)
映画館: 京橋テアトル
原題:: Begin Again
製作年/国: 2013年/アメリカ
上映時間: 104分
監督: ジョン・カーニー
製作: アンソニー・ブレグマン、トビン・アームブラスト、ジャド・アパトー
出演: キーラ・ナイトレイ、マーク・ラファロ、ヘイリー・スタインフェルド、アダム・レビーン、ジェームズ・コーデン、シーロー・グリーン、キャサリン・キーナー
あらすじ: 負け犬たちが音楽でワンスアゲインします。
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好き度: ★★★★☆ 4.0/5.0点
ものづくりはたのしい。みんなでやるものづくりはもっとたのしい。
良い評判をけっこう聞いていたり、製作になにげにジャド・アパトーの名前があったりで、何気に気になっていた『はじまりのうた』、試写会でひと足先に観てきましたよ~。これがとっても気持ちのいい映画でした!(´∀`) ほんとおすすめなので公開されたら、気になってる方はぜひ行ってみてください~!
お話を雑に書くと、イギリスからニューヨークへとやって来たシンガーソングライターのグレタ(キーラナイト・レイ)は、恋人デイブに裏切られ失意のままライブハウスで歌っていたところを、落ち目の音楽プロデューサー、ダン(マーク・ラファロ a.k.a.ハルク)に見出されまして、ふたりでデッカイ花火打ち上げようぜ!ってな感じで、ダンに誘われてアルバムを制作することになったグレタは、ニューヨークの街角で次々とゲリラレコーディングを敢行していく……という感じ。
んで、予告はこんな感じ。
とある、ライブハウスで二人が出会い、そしてなぜ二人が今ここにいたるのかというのを時間軸をまぜこぜにして、丁寧に丁寧に描いていきます。
かつては腕利きプロデューサーでいろんな才能を発掘してきたプロデューサーだったマーク・ラファロ a.k.a. ハルクですが、今は飲んだくれてろくに仕事もせず、でろんでろんの日々…。
奥さんと娘とも別居中…
キーラ・ナイトレイはラブラブだった売れっ子ミュージシャンの彼氏とNYにきたんですが、彼氏に裏切られ…。この裏切られらた!ってわかる瞬間もすげぇよかったし、それが音楽っていうのもよかったなぁ~。
ラブラブだったのにね…
ハルクは自分で立ち上げた会社にもかかわらず、クビにw飲んだくれて、流れでライブハウスに。キーラは彼氏と別れ、そのまま友達に誘われライブハウスに。そこで出会った負け組の2人が一花咲かせようと、打席に立つ。これ、おしゃれな音楽映画でしょ?ってな感じですが、実は熱くまっとうな負け犬たちのワンスアゲイン映画なのです!
お金もないし、メンバーもいない、そんな二人がだんだんとメンバーをあつめ、街角レコーディングというKUFUで音楽業界に立ち向かうという、ほんと観てて気持ちのいい映画でした。
多幸感
とにかく人物の掘り下げがとても丁寧でカメラがとても優しく寄り添ってる感じがとてもよかったし、なにより『音楽』というものの多幸感というか必要性がとても伝わってきました。
優しくよりそうカメラ
『音楽』って弱った心にこそ寄り添ってくれるものだし、同時に武器にもなるものだと思わせてくれました。
ここ好き。
なにより色々な楽器の音楽が重なりグルーヴになるということの多幸感がものすごくストレートに感じられて、「俺もこの空間にいたい!」と心底思いました。
音楽がやりたい…っておもっちゃった
作品作り・もの作りを通して、ダメダメだった自分の人生も、もういちど再構築されていくというのがとてもよかったです。やっぱ人間、なにかひとつ目標を持つって大事だなぁ。
仲悪かった娘との仲もだんだんとよくなっていきます。
そしてなにより素晴らしかったのはキーラ・ナイトレイでした。ここ最近『危険なメソッド』の顔芸とか、『エージェント・ライアン』のいらなねぇだろこいつとかいろいろとありましたが、今回のキーラ・ナイトレイはほんっとに魅力的で美しかった!歌声もそうですが、小生意気な仕草や言動がこれがまたかわいかった!
美女+ギターで100点
観た人みんながサントラはぜったいほしくなるんじゃないかな~。音楽というものの根本的な魅力と、あともの作りの素晴らしさ、あと誰かと何かをやるという共同作業・チームプレイのすばらしさ、ほんとなんか優しい晴れやかな気持ちになる映画でした。2月公開とのこと、気になってる方はぜひ~。
おわり
監督の前作。未見です。観たくなりました。
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