ベイマックス
12月27日(金) TOHOシネマズ六本木 21:45~
好き度: ★★★★☆ 4/5点
理想の戦隊ヒーロー
ディズニー映画新作、「ベイマックス」観てきましたよ。まさかのマーベル原作のヒーロー映画ということで楽しみにしていましたが、とってもイイ映画でしたよ~(´∀`) ちなみにこの映画が2014年最後の新作映画になりました~!あとは31日にミラノ座で「荒野の七人」と「E.T.」を観るだけ!
というわけで、「ベイマックス」ほんとに日本版予告の情報しかない状態で行ったので、想像以上の戦隊ヒーローものっぷりにビックリ&すっげぇ楽しかったです。言うなれば全員がトニー・スタークのアベンジャーズじゃないですかこのチーム。大好物でしょそりゃってことですよね。ディズニーという最強のヲタク集団のなかからこの作品が出てきたっていうのもすごくいいなぁと思いましたよ。やっぱ僕らがアイアンマンが好きなのって、DIY精神じゃないですか。作りだしたものをKUFUとTOKKUNでどんどんと自分のものにしていく過程にビンビンくるわけで、言っちゃえばこのチーム超理想的なチームなんですよね(´∀`)
日本版予告には1ミリも出てこなかった戦隊ビジュアル。
あと、やっぱチームもののツボも抑えてくれてて、それぞれがしっかり個性的なヒーローとしてキャラがたってるのも最高なんですよね。はじめに主人公が実験室見学に来た時に、それぞれがやっていた実験をそう使うか!とKUFUで武器化していく過程はマジ最高でしたよ~。
飛ぶ、というカタルシス
この映画が素晴らしいのは「空を飛ぶ」というシンプルなカタルシスをしっかりと感じさせてくれることなんですよね。最近気づいたんですけど、「飛ぶ」ことに強い意味を持たせる映画ってそれだけでいい映画みたいなところあるじゃないですか。「ヒックとドラゴン」「クロニクル」、今年で言うと「ヌイグルマーZ」もそうですが、「飛ぶ」という人間じゃ絶対できないことをまさに体験するその瞬間の高揚感というかさ、空飛ぶってほんと良いよね。空を飛ぶシーンを映画館でみるとなんか、マジック起きること多いですよね。なんでかしらあれ。
ラストもとてもよかったと思います。流れ的に「アイアンジャイアント」はすごい想起しましたね。しかも最後ロケットパンチがポイントになってるのも気が利きまくってて素晴らしかったです。
あと巷で話題のベイマックスの宣伝の件ですが、僕は別に日本の宣伝はOK派ですね。というか宣伝として正しいとすら思います。「なんでBig Hero 6じゃないんだ!」っていう層ってまぁでも映画館に行く層じゃないですか。大事なのは映画館で年間1本くらいしか観ない層を映画館に連れてくることだし、この宣伝にはしょうがないというか、興業的にも成功してるし満足度も高いだろうし、ヒーローものとか見ない層にも「あ、ヒーローものってけっこういいじゃない」と思わせるだけの余白をも残してると思うので、まぁみんなそう怒らんでも…と正直思ったり。他のマーベルヒーローものが日本で当たってればヒーローもので売るべきだと思いますが、そうじゃない状況ですし…まぁしょうがないのかなぁと思います。
この間、映画は年間1本デートでみる程度の高校時代野球部でいっしょだった地元の友達としゃべってびっくりしたんですけど、普段映画とか見ない層は、例えば今やってる「ゴーンガール」とか「インターステラー」は題名すら知らないんですよ!!これが現実なんだとビックリしましたよ!しかも知らないのは1人や2人じゃないんですよね。日本の平均は年間1本ちょい。これが現実です地方は特に。この層を相手にいかに「映画館で観たい」と思わせるかなんですよね。宣伝ってほんと大変だなぁと思いますよね。あんだけ僕らが騒いだ「ガーディアンズオブギャラクシー」も知ってる人ほとんどいないし、もちろん今のマーベル作品の流れについていけてる人なんてほとんどいないわけですよ。そう考えると、このベイマックスの宣伝、僕は同情的にならざるを得ないです。「この宣伝は詐欺だ!」っていう内容ではないし、いいんじゃないかな~。
ちょっとこれを思い出したりした。
どうやったら、映画館で映画を観る人が増えるんだろう。特に洋画ね。字幕なら観ない!っていう層、ざらですからね。字幕で映画観たことない人って、今僕22歳ですけど、まわりに山のようにいます。
アナ雪や、妖怪ウォッチから、その後に繋がっていきますように。
みんな映画館で映画を観よう!
というわけで、2014年はこれが最後の映画。
あとはベストテンです!
2014年もありがとうございました~
おわり
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スタッフ
監督
ドン・ホール
クリス・ウィリアムズ
製作
ロイ・コンリ
製作総指揮
ジョン・ラセター
脚本
ロバート・L・ベアード
ダニエル・ガーソン
ジョーダン・ロバーツ
ストーリー
ポール・ブリッグス
美術
ポール・A・フェリックス
音楽
ヘンリー・ジャックマン
日本版エンドソング
AI
キャスト(声の出演)
スコット・アツィット ベイマックス
ライアン・ポッター ヒロ
T・J・ミラー フレッド
ジェイミー・チャン ゴー・ゴー
デイモン・ウェイアンズ・Jr. ワサビ
ジェネシス・ロドリゲス ハニー・レモン
ダニエル・ヘニー タダシ
マーヤ・ルドルフ キャスおばさん
ジェームズ・クロムウェル ロバート・キャラハン教授
アラン・テュディック アリステア・クレイ
作品データ
原題 Big Hero 6
製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ディズニー
上映時間 102分
映倫区分 G
上映方式 2D/3D