「ホビット 決戦のゆくえ」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。







ホビット 決戦のゆくえ(IMAX HFR 3D)
12月13日(土) 18:30~ ユナイテッドシネマズとしまえん






好き度: ★★★★☆ /5点



お疲れ様!そしてありがとうピーター・ジャクソン!



ホビット完結編、決戦のゆくえ、としまえんIMAXでHFR・3Dで観てきました。ピーター・ジャクソンお疲れ様でした!そしてありがとう!!という気持ちになりましたよ(´∀`)!!

遂に完結、さみしいですな~



僕とピーター・ジャクソンとの出会いは「ロード・オブ・ザ・リング」1作目なんですよね。小学校低学年のときに初めて劇場で観た新作映画は「スターウォーズ ep.1 ファントムメナス」ですが、その次くらいに劇場で観て、心底衝撃を受けたのがピージャクの「ロード・オブ・ザ・リング」だったのです。とにかく、なんかすげぇもの観てる!!感がすごくて、その後もずっと劇場で追い続けました。その後、僕は小学生から中学生、そして高校生になり、大学受験し、上京。大学生になり新たに始まったホビットシリーズ。今年の冬にそのホビットも完結しました。なんというか、何かがキレイに閉じた感じがしました。もはやピーター・ジャクソンの仕事と共に、僕の人生も一緒に進んでいる感じなんですよね。子供のころから1人の作家をリアルタイムで追いかける楽しみみたいなものをはじめに感じさせてくれたのが、僕にとってはピーター・ジャクソンであり、このロードオブザリングでありホビットなんですよね。だから、よくぞここまで完結させてくれたな!とほんとに感慨深いものがあります。感謝感謝なのです。

レゴラス兄さん相変わらずクソカッコいいです


あとやっぱりホビットシリーズと切っても切り離せないのがHFRだと思います。賛否は置いといて、この新し発明に立ち会えたということがまずうれしいですよねやっぱり。とにかく、観たことない画面なんですもん。これは劇場体験として僕はすごく貴重でした。なめらかすぎて観ずらいというのもわかりますが、僕はやっぱりHFRを観た後、通常のバージョンで観ると、やっぱり何かが足りない感を感じてしまいます。僕らの世界よりもなめらかなカンジは、何というか僕らの世界とは違う世界の話だなぁ感というか、よりファンタジーとしての強度が増す感じはしますし、アクションシーンの流れのよさも含め、僕はHFRは断固支持ですよ~。

スマウグさん



お話ですが、まぁピージャクの集大成と言っていいのではないかなぁという、観たいものは全部観せてもらったなぁという感じです。今回、「お、キタキタ!これこれ!」と興奮したのはダイナミックなカメラで引いて見せる合戦シーンですね。どの軍がどこにいてどう動いているというのをダイナミックなカメラの動きで引いて見せるというお得意のピージャク的合戦シーンは一番燃えました。やばいピンチだ~と思ったら向こうから大群きたー!みたいなね。一番みたいやつですよ。

相変わらず、首ちょんぱもいっぱいあって、アクションもとんちが効いてて随所に工夫が見えるのはやはり最高。さすがですね。

大群感が最高



ただ、「竜に奪われた王国」のラストがあそこで終わったというのもあって、正直、全体として期待したほどの爆発力はなかったかなぁというのは正直なところ。一番残念だったのはスマウグさんがすんなり死んじゃったというところ。ラストあたりも正直、もっとなんかとんでもないものがみれるんじゃないかという、まぁこっちの勝手な期待なんですが、もうひとつ何か観たことないようなフレッシュなアクション要素がほしかったかもなぁというのはあります。意外とこじんまりしてたかしら。

でもですね、これってたぶん、一番の理由は「時間が短すぎる」せいなんですよたぶんw なんか、正直ラストあたりも急いで風呂敷畳んだ感は否めませんでしたw もっと見たかった!3時間半くらいあってもいいからもっとじっくりいろいろな要素をゆっくり見たかった。終わらないでくれ!と思心底思いましたよw まぁでもそう思えるということはやっぱ傑作ですよね。

3作におよぶ大作なんですが、1作目、2作目に蒔いていた何気ないやりとりなどをしっかり3作目で回収して、細かい演出もほんとうまいんですよね。さすがです。

俺の嫁ことタウリエル姐さん、死ぬかと思ってたのでちょっと安心しました



あとホビットシリーズでの僕のベストキャラクターであるタウリエルはほんと良かったです。タウリエルというキャラクターに出会えてよかった!弓フェチの僕なので、正直タウリエルの弓アクションがもっと見たかった感はありました。あとビックリしたのはレゴラスの矢が弾切れというシーンを初めて見たのでビックリでしたw 弓がない!→剣を投げトーリンを助ける→敵に刺さった剣をトーリンが抜き剣を手に取るという一連のシーンは燃えました。

いや~タウリエルさんは正直3作目で死んじゃうんじゃないかと思ってたので、死ななくてよかったです。でも、キーリさんがやはり…。このタウリエルとキーリの関係性は最後までよかったです。。

あと、あれですね。大鷲が助けに来てくれて、熊ちゃんとかを敵軍のところに落としてくれて戦う、動物アクションもみれて良かったんですが、そこももっと見たかったなぁ。いろんな動物が敵をなぎ倒す姿、もっと見たかったかもです。



まぁでもロードオブザリングに引き続き、ホビットシリーズも各話ごとにしっかりと見せ場が明確にあって、総合してやっぱり素晴らしいシリーズだったと思います。

僕、個人的には2作目の竜に奪われた王国が一番好きかなぁ!ベストテンにはそっちを入れるかもです。

ひとつの歴史を見届けるという意味でも、「決戦のゆくえ」、行かない手はないでしょう。もちろん超おすすめ。ピージャク先生、ほんとにありがとうございました!!これからも、死ぬまでピージャクの新作が見れるんですから、ほんと僕は幸せ者です。


おわり






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スタッフ


監督

    ピーター・ジャクソン 

製作

    キャロリン・カニンガム

    ゼイン・ワイナー

    フラン・ウォルシュ

    ピーター・ジャクソン

製作総指揮

    アラン・ホーン

    トビー・エメリッヒ

    ケン・カミンズ

    キャロリン・ブラックウッド

共同製作

    フィリッパ・ボウエン

    アイリーン・モラン

原作

    J・R・R・トールキン

脚本

    フラン・ウォルシュ

    フィリッパ・ボウエン

    ピーター・ジャクソン

    ギレルモ・デル・トロ

撮影

    アンドリュー・レスニー

美術

    ダン・ヘナ

編集

    ジャベツ・オルセン

音楽

    ハワード・ショア

シニア視覚効果監修

    ジョー・レッテリ


キャスト


    イアン・マッケラン

    マーティン・フリーマン

    リチャード・アーミテージ

    エバンジェリン・リリー

    リー・ペイス

    ルーク・エバンス

    ベネディクト・カンバーバッチ

    ケン・ストット

    ジェームズ・ネスビット

    ケイト・ブランシェット

    イアン・ホルム

    クリストファー・リー

    ヒューゴ・ウィービング

    オーランド・ブルーム

    エイダン・ターナー

    ディーン・オゴーマン

    グレアム・マクタビッシュ

    アダム・ブラウン

    ピーター・ハンブルトン

    ジョン・カレン

    マーク・ハドロウ

    ジェド・ブローフィー

    ウィリアム・キルシャー

    スティーブン・ハンター

    シルベスター・マッコイ

    スティーブン・フライ

    ライアン・ゲイジ

    ビリー・コノリー



作品データ

原題 The Hobbit: The Battle of the Five Armies

製作年 2014年

製作国 アメリカ

配給 ワーナー・ブラザース映画

上映時間 145分

上映方式 2D/3D