イコライザー
10月28日(火) 18:30~ 新宿ピカデリー
好き度: ★★★☆☆ 3/5点
あの夜のダイナー、アコガレだわ~
「イコライザー」、すごく評価高かったし、タマフルの課題映画になったということで久々の新宿ピカデリーで観てきましたよ~。なんといっても映画秘宝で、みんな大好きギンティ小林さんが「ナメてた相手が殺人マシーンでした映画」の新たな傑作がきた!というすげぇそそられるコピーが付いていたし、杉作J太郎先生もすげぇほめてたのでそれはそれは楽しみにしていたのです(´∀`)
というわけでイコライザー、楽しかったですよ(・∀・) なんというか、思ってたよりもだいぶバカ映画でwむしろそこがおもしろかったです。
とにかくデンゼル・ワシントンがすげぇ魅力的でした。登場シーンからとにかく得体が知れない感がビンビンなんですよね。あのデンゼル・ワシントンがホームゼンターの店員をやってて、勤務態度は超絶マジメ。それに加え、すっげぇ後輩思いだったり、ノリもよくてナイスガイというお手本のような男。一方家に帰ると異常なほど整理され物のない部屋で、機械のような規則正しい生活を分単位でルーティンのように行って生活してる様子…。そして、夜になると、ダイナーに行って、これもルーティンのように同じ席に座り、同じ飲み物を頼み、マグカップやスプーン、ナプキンの配置まで毎回きっちりとそろえる几帳面さ、そして毎日、ひとり読書を楽しむ…。もう、この辺ですでに心をつかまれましたよ~。この男、なんかわかんないけど、ただ者じゃない!!!そんな雰囲気がビンビンと漂っているのです。。
ただのまじめな店員なわけない…と思いながら見てると…。
いつものようにダイナーで読書をしていると、なんとそこには10代の娼婦のクロエ・モレッツが!なんどか会ううちに心をかよわせていくんですが、なんとクロエたんは風俗の元締めみたいなやからに酷い目にあってる様子…。そしてついに、クロエたんが半殺しにされたとの情報が…。ここで、デンゼル・ワシントンの中の眠れる獅子が目覚めた―!
クロエたんがムチムチで最高の仕上がりです!
その元締めの事務所にひとりで乗り込んだデンゼル・ワシントンは、このお金で彼女を自由にしてくれないでしょうか…と交渉をもちかけるのですが、頭のおかしい黒人くらいにしか思ってないヤクザたちはもちろん拒否して、追い出すのです。そんなナメきってたヤクザたちを、はいきました殺人マシンモード発動!と、その場にいたヤクザ全員を19秒で殺しちゃうのです!
16秒で殺す気だったのに、ちょっと時間かかったなぁ…と、デンゼル。
で、ここからその殺しちゃったヤクザの上の組織、そしてその上、その上、とでっかい組織ごと敵にまわしちゃうわけですが、まぁ言うまでもないでしょうがボッコボコに全部ぶっ殺しちゃうのです(´Д`) もう強いというレベルを超えた、強すぎて笑えるレベルの強さでございます。組織ごと1人でぶっ飛ばしちゃうんだもんw
その組織がタンカーを持ってると知ると、せっせと向い火をつけ、ぜーんぶ大爆発させるのです。そして、もちろん爆発は振り向かないというお約束も踏襲!…だけど、ぶっちゃけ爆発の規模がくっそでかくてw 死ぬよ!!走れ!と思うくらいの規模でw バカ映画っぷりを発揮。
このシーンとかそうなんですが、まじめな男の仕置き映画にしたいのか、はたまたバカ映画にしたいのか、その製作者の考えてるバランスがよくわかんない感じがすげぇおもしろかったですw
もちろん爆発は振り向かない
最後はホームセンターでの戦い。まぁもちろん一網打尽でございます。もっといろんな道具をつかっていろんな死に方を見たかったなぁというのと、アクションがカメラグラグラすぎてちょっと観ずらかったなぁという不満はありつつも、やっぱなんだかんだ楽しかったですね。
もっといろんな道具を使っていろんな死に方が観たかったかも!
襲ってきた集団をぶっ殺したあと、なんと中3日というスパンでロシアへとび、その組織の一番トップのマフィアのドンまで殺しちゃうという、もうこの辺はギャグですよねw 「強さ」がいくとこまでいってるよw まさか、観る前はこんなバカ映画とは思ってなかったので、思わぬサプライズでした!そして最後は、必殺仕事人誕生譚になって終わっていきました…。
この映画でいちばん好きな空間
この映画で一番好きだったのがこのダイナー!映画秘宝で杉作さんもおっしゃってましたが、夜のダイナーでホットな飲み物を飲みながら読書をしているというこの風景。窓側の席で外を見つつ、他の客は娼婦だけ、というこの風景。フォーッウ!! この空間のアコガレっぷりには、ほんと心奪われましたね~。
今後、必殺デンゼル・ワシントンシリーズとしてシリーズ化してほしいですね。ていうか、ここまで主人公が正しく、強いという正義という2文字を体現したキャラクターっていたかな?というくらいで、気持ちのいいくらいでした。しかもエクストリームすぎるくらいの強さ。溜飲下げさせマシンとして今後も僕らの溜飲をグイングイン溜飲を下げさせてほしいと思います。
というわけで、思ってたよりもバカ映画でしたが、それはそれとしてしっかりと楽しめました。あとは尺が一番の不満ですね。130分代はさすがに長すぎるなぁと感じました。100分代くらいにまとめてほしかったなぁ。
まぁ、でも愉快な楽しい映画でしたよ。
あとは何と言っても今月の映画秘宝の杉作さんとギンティ小林さんの対談を読んでください!激文ですぞ!
必読!杉作さん、イコライザーに大興奮です
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スタッフ
監督
アントワン・フークア
製作
トッド・ブラック
ジェイソン・ブルメンタル
デンゼル・ワシントン
アレックス・ジスキン
スティーブ・ティッシュ
メイス・ニューフェルド
トニー・エルドリッジ
マイケル・スローン
製作総指揮
エズラ・スワードロウ
デビッド・ブルームフィールド
ベン・ワイスブレン
原作
マイケル・スローン
リチャード・リンドハイム
脚本
リチャード・ウェンク
撮影
マウロ・フィオーレ
美術
ナオミ・ショーハン
衣装
デビッド・ロビンソン
編集
ジョン・ルフーア
音楽
ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
キャスト
デンゼル・ワシントン マッコール
マートン・ソーカス
クロエ・グレース・モレッツ テリー
デビッド・ハーバー
ビル・プルマン
メリッサ・レオ
作品データ
原題 The Equalizer
製作年 2014年
製作国 アメリカ
配給 ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間 132分
映倫区分 PG12

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