「ウルフ・オブ・ウォールストリート」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

そーす太郎の映画感想文

しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。



ウルフ・オブ・ウォールストリート
2月1日(土) 9:40~ TOHOシネマズ六本木



好き度: ★★★★★ /5点



酒!ドラッグ!おっぱい!ファック!なんの文句もない!



スコセッシの新作ということ、大好きなジョナ・ヒルが出てることなど、今月最も楽しみだった映画、ウルフ・オブ・ウォールストリート!しかも公開直前にレイティングがR18になったこともあって、とにかく期待が半端なく上がりまくった状態で、土曜の朝一番に六本木で鑑賞。(昼は前日の時点で全部埋まってた!)

というわけでウルフ・オブ・ウォールストリート、最高でした!!!文句ない!!!
ハイスピードのジェットコースタームービーでまったく頭が整理できてないので取り急ぎメモ程度に書いておきますが、ほんとうにスーパーハイテンションドラッグムービー!
3時間なってあっという間ですよ!

22歳でウォール街に飛び込んだディカプリオ。上司のマシュー・マコノヒーに色々教え込まれます。ここのマコノヒーがほんと最高で、ちょっとしか出ませんが忘れがたいキャラクター!「男たるもの、一日2回はマスをかけ!頭の回転がよくなるぞ~」とか、「コカインとアルコール最高!!」ということを教え込む!マッチョイズム!

その後、なんやかんやあって、出会った俺たちのジョナ・ヒルと出会い、26歳で証券会社を企業。

法的スレスレのところで儲けていましたが、アウトラインに突入。年収4900万ドル稼ぐようになったディカプリオは、のし上がれば上がるほどヤク中、アル中、そして妻がいるのに女とヤリまくりのまさにアメリカンドリームの乱痴気騒ぎの毎日をほぼ3時間見せてくれるという夢のような映画なのでした。

とにかくキャスティングが最高で、マコノヒーやジョナ・ヒルも最高でディカプリオのバカ演技も最高なのですが、何よりも最高だったのが、ディカプリオの第二の妻、ナオミを演じる、マーゴットロビー!!!

とにかくエロい!このナオミさんが最高で、ちゃんと脱ぐし(しかも超かっこいい脱ぎっぷり!)、車の運転中の出勤中のディカプリオにフェラしてるところからはじまり、おっぱいにコカインのっけて吸わせてくれたり、けんかしたあとは、「今後は超ミニスカしかはかない!そしてパンティははきたくないからパンティは全部捨てた!」という超エロ女っぷりを発揮!

完全にてなずけられるディカプリオ↑(このシーン大好き) マーゴット・ロビーさん今23歳!なんたる色気!オーランド・ブルームの元カノらしいよ。そんくらいの男でなければ、釣り合わないよなぁ…。

ディカプリオの会社もホントすごくて、み~んなヤク中とかアル中ばっかだし、しかも会社内でセックス、フェラは当たり前!ガラス張りのエレベーターの中でフェラされてるのをみんなに見られるシーンくそ笑いました。会社内で華麗なるギャツビーばりのドンチャン騒ぎですよ。でも、そこでカッコいいのはちゃんとみんな仕事して、違法だけど、しっかり金を稼ぐところだよなぁ~。クスリでラリラリになったディカプリオとジョナ・ヒルの電話コードバトルがあるんですが、最高だったり、『ポパイ』の使い方とか最高でした。


金がいちばんのドラッグなんだろうなぁ。あそこで退いてれば、、、ってところはあったけど、でもそこで退かない姿勢。バカだな~と思いつつ、「うん!いい!お前は最後までいっていい!」とちょっとうれしくもなったという。。


乱痴気騒ぎに次ぐ乱痴気騒ぎ!バブルど真ん中の金を動かしてるやつらはキチガイばっかで、でも、頭がキレる。ラストシーンなんかはこっちを挑発するようなシーンで最高なんですよね。「私にペンを売ってください」っていうだけなんだけど、このラストシーン最高でした。けっきょくすべてをなくしたディカプリオ、けっきょくなにも残らなかったのです。でも、このラスト、あのセミナーを聴いてるのは僕らですよ。鏡を見てるかのようでほんとにドキッとするラスト。



この映画、酒飲みながら見たほうがいいんじゃないかな。こんなに爆笑した映画は久しぶりです。3時間のアメリカンバブルジェットコースターに乗れるいい機会です。大乱痴気騒ぎのキチガイ映画です!最高じゃないですか!

とにかく、ナレーションのテンポがいいですし、グイグイ引き込まれました。ブラックな笑い満載!合わない人には合わないでしょう。(某サイトのレビューとか見てもそうですし) しかーし、僕が映画で見たいものが全て詰まってました!被害者の姿とか全く見せてないし、ディカプリオによって人生を狂わされた人はやまほどいるはず。でもそこは見せない。それがダメだっていう人が多い。でもいいじゃない!正しくない、どうしようもないやつの人生にライドできるのが映画でしょ!ほんと最高でした!また見てきてます。

70歳になって、これを撮ったスコセッシを尊敬します。




おわり。


今かけるのはこれくらい。脳が溶けたから。また観てきます。何度でも観たいです。




◆◇そーす太郎的注目ポイント◇◆

マーゴット・ロビー



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スタッフ

監督
    マーティン・スコセッシ
製作
    マーティン・スコセッシ
    レオナルド・ディカプリオ
    リザ・アジズ
    ジョーイ・マクファーランド
    エマ・コスコフ
製作総指揮
    アレクサンドラ・ミルチャン
    リック・ヨーン
    アーウィン・ウィンクラー
    ジョエル・ゴトラー
    ジョージア・カカンデス
原作
    ジョーダン・ベルフォート
脚本
    テレンス・ウィンター
撮影
    ロドリゴ・プリエト
美術
    ボブ・ショウ
衣装
    サンディ・パウエル
編集
    セルマ・スクーンメイカー

キャスト

    レオナルド・ディカプリオ ジョーダン・ベルフォート
    ジョナ・ヒル ドニー・エイゾフ
    マーゴット・ロビー ナオミ
    マシュー・マコノヒー マーク・ハンナ
    ジョン・ファブロー マニー・リスキン
    カイル・チャンドラー パトリック・デナム
    ロブ・ライナー マックス・ベルフォート
    ジャン・デュジャルダン ジャン=ジャック・ソーレル

作品データ
原題     The Wolf of Wall Street
製作年     2013年
製作国     アメリカ
配給     パラマウント
上映時間     179分
映倫区分     R18+