「くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密」を観た。 | そーす太郎の映画感想文

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しれっとネタバレしたりするんで気をつけてください。


くもりときどきミートボール2 フード・アニマル誕生の秘密
1月10日(金) 13:20~ 新宿ピカデリー



好き度: ★★★☆☆ /5点

「パク パク パク ぜ~んぶ食べちゃいたいの~♪」wwwwww


くもりときどきミートボールの前作、かつてシネマハスラーであたったり、いろんな人が褒めていたりで観なきゃなぁと思ってはいましたが、このタイミングまで未見でして、今回タマフルのムービーウォッチメンで課題映画になったので前の日に前作を観てから新宿ピカデリーで2を観てきました。

さて、2ですがまず前作のあらすじをささっとおさらいしてくれるのですが、ここが非常に手際が良くて編集のテンポも良くて気持ちよかったです。で、そっから主人公のフリントが憧れていた大物発明家のチェスターが出てきて、フードによって汚染された島をキレイにするので、みなさんこの島からでてくださーいというのとフリントをチェスターの会社に迎え入れることを説明します。

このチェスターさんなんですが、しょっぱな出てきたところから「あ、もうこいつ悪役だなっ」ってわかるくらいのキャラクターなのがちょっと普通すぎるというか、何百回も観てきた『憧れてたあの人が実は悪い奴だった映画』のパターンでちょっとテンションが下がったりしちゃったり。。

前作は島の中だけで話が進んでいたが、今回はチェスターというキャラクターが登場したため世界観が広がり、そのことによる無理が噴出してきている気がしました。まずチェスター博士の言動、行動原理がさすがに無理があるなぁというのと、チェスター博士の会社の場面にわくわく感がないというのが残念でした。やっぱりどちらにせよ、わかりやすい悪役であるチェスターというキャラクターに魅力がないのが問題だと思いました。前作は明確な悪役がおらず、自分たちの尻拭いを自分たちでやる話といういい意味での閉塞感というか世界の狭い感じが魅力だったので、、今回も無理に世界を広げない方向でいってほしかったなぁと思ったり。。ちなみにチェスター博士の末路に関しては、あのブラックな感じは僕はすごく好きでした。そのあとのキャラクターたちの微妙な顔も含めてw

とか、言ってますが、でもやっぱりくもりときどきミートボール2はやっぱり楽しい!まず、なんといっても主人公が島に帰ってからが超魅力的でフードアニマルたちがすげぇ魅力的!そしてやっぱり「あいつらにまた会える」快感というのもあって、前作を踏まえたお約束ギャグみたいなものもあったりして楽しかった!今回もギャグはとても冴えていたと思います!声出して笑ったところ今回もいくつもありましたし!


みんな好きであろういちごのこの子。この子がアーマードスーツを着て敵をぶっ倒すシーン最高でした!この子の家族というか仲間がいて、その群れ感にも萌えました。


ハンバーガーの蜘蛛のこの子もなかなかのキモさとチーズを吐いて敵の動きを止めるというのも最高だし、上のごまが目になってるという絶妙なキモさ。かと思えばなつくとお腹をなでて~とゴロゴロしだすという萌えも兼ね備えていて最高。


僕の推しメンはこのマシュマロちゃんたち。この子たちが出てくるところの群れ感と親マシュマロが子マシュマロをよしよしとペロペロ舐めるシーンとかとてつもない癒しと萌えを振りまきまくるキャラ。しかも、このマシュマロが主人公のフリントを助けてくて、やっぱりとってもいいやつ!商品化キボンヌですな。


あと今回一番グッときたのはフリントの父親とこのピクルスの群れが心を通わせるシーン。話が通じないながら、釣りをするというシーンがすげぇグッときたしこりゃまた萌えでしたなぁ(´∀`)



と、ほんとうにかわいいフード・アニマルちゃんたちなんですが、これが可愛いからこそ、ラストがすげぇ複雑なんですよねw 一応、主人公たちはフードアニマルと共存する方向で落ち着くのですが。

このラストは、突き詰めると「ブタがいた教室」みたいになるのでは。。なんて思って、笑っちゃいました。

これとエンドロールに付く「フード・アニマルたちにとってのホラー映画はこれだ」というシーンがあるのですが、これがまたブラックでww

しかも日本語版エンドロールに付く曲がこれなんですが笑

その名も『たべちゃいたいの』
その歌詞が「パク パク パク 全部食べちゃいたいの~♪」

すげぇ気まずい!!笑

このブラックな含みは続編への含みなのか。。。笑

というのは考えすぎですかね。

とにかく、くもりときどきミートボール2、1ほどではないけど、それでもしっかりおもしろかったです!



◆◇そーす太郎的注目ポイント◇◆

かわいいマシュマロちゃん


おわり。



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スタッフ

監督
    コディ・キャメロン
    クリス・パーン
製作
    パム・マースデン
    カーク・ボディフェルト
製作総指揮
    フィル・ロード
    クリストファー・ミラー
原案
    ジュディ・バレット
    ロン・バレット
原作
    フィル・ロード
    クリストファー・ミラー
    エリカ・リビノヤ
脚本
    エリカ・リビノヤ
    ジョン・フランシス・デイリー
    ジョナサン・ゴールドスタイン
編集
    ロバート・フィッシャー・Jr.
    スタン・ウェブ
音楽
    マーク・マザースボウ

キャスト

    ビル・ヘイダー  フリント・ロックウッド
    アンナ・ファリス  サム・スパークス
    ジェームズ・カーン  ティム・ロックウッド
    ウィル・フォーテ  チェスター5世
    アンディ・サムバーグ  ブレント
    ベンジャミン・ブラット  マニー
    ニール・パトリック・ハリス  スティーブ
    テリー・クルーズ  アール
    クリステン・シャール  バーブ


作品データ
原題     Cloudy with a Chance of Meatballs 2
製作年     2013年
製作国     アメリカ
配給     ソニー・ピクチャーズエンタテインメント
上映時間     95分
映倫区分     G