潮田射殺事件の現場を歩き状況を見てきた。
表の稼業や他の撮影で時間がとれず
事件発生から一週間も経ってからの現場入りとなった。
昨日の雨で犯人の遺留品も流れちゃったな、あーあ。
バスに降りて現場近くの交差点にさしかかると
「防犯」の腕章をしたおじいさんが小学生の下校を見守っていたが、
拳銃を持った犯人相手では果たしてどうだろうか。
鶴見警察署のパトカーが町内をパトロールしている。
現場の潮田公園に行くとセーラー服を着た横浜市立潮田中学校の女子生徒が公園内を横切って下校してゆくが怖くはないのだろうか? 潮田公園は横浜市立潮田小中学校からすぐ近くで潮田射殺事件が両校に与えた衝撃は大きかろう。他の潮田中学生たちも怖がる様子もなくきゃっきゃ言いながら下校してゆき、保護者が下校に付き添っている姿は小学生も含めて見られなかった。
潮田射殺事件の現場となったベンチを見てきた。写真の木の根元にあるベンチだ。被害者は町内の人だっただけに故人をしのぶ人によって花が手向けられていた。現場の向かいは潮田神社である。
しかし現場付近には民家が多く建ち並ぶので寒い時期でもあり銃声は聞いたものの窓を開けて犯行を目撃した人はいなかったみたいだ。鶴見警察署の情報提供を求める立て看板が現場にあった。夜間防犯パトロールの色褪せた張り紙もあったけれど潮田射殺事件の発生は防げなかったのが残念だ。被害者はこんなところで真夜中に何をしていたのだろうか。
筆者の最大の関心事は横浜市立潮田中学校のマーチングバンド「パシフィックウィンズ」である。東金市立東金中学校吹奏楽部のように事件解決まで部活動停止といった措置がとられるとパシフィックウィンズの活動にいろいろと支障が出るのは避けられない。横浜市立潮田中学校にも行ってみた。(写真は横浜市立潮田中学校)横浜市立潮田中学校門前に教諭とみられる男性が立ち、
警戒に当たっているとは感心だと思った。
しかし近づいてよく見るとさにあらず。
携帯灰皿を持ってタバコをスパスパ吸っていた。
横浜市立中学校の敷地内は全面禁煙である。
だから路上に出て吸っているのだろうけれど、
それでいいのか?
その男は一本吸い終えるとそそくさと校内に戻っていった。
携帯灰皿を持っていれば路上(しかも中学校の門前)で
タバコを吸っていいんか?! 中学生たちに、
規制をぎりぎりでクリアさえすれば何をしてもいいのだよ、
と言っているかのようで不快だ。
なぜ家に帰るまでタバコを我慢できないのか?
それも潮田射殺事件が未解決だというのに。
緊迫感がなさ過ぎる。
筆者の子供が横浜市立潮田中学校に通っていたら
校長室にねじ込みに行くところだ。
それはさておき、横浜市立潮田中学校の校庭では
サッカー部が元気に練習し
校舎からはマーチングバンド「パシフィックウィンズ」が
ロングトーンをしている音がする。
よかった。横浜市立潮田中学校では部活停止には
なっていないんだね。
横浜市立潮田中学校近くの路上に
2012/12/22土曜日 11時から潮田地区センターで
横浜市立潮田中学校マーチングバンドの演奏会がある
との張り紙を見たのでそれに向けて練習しているのだろう。
筆者も是非ゆきたいと思う。
『捜査の基本は現場百回』と言うけれど
こうして一度現地を踏んでみないとわからない
距離感･空気感というものがある。
真夜中の潮田町から犯人はどうやって逃走したのだろうか?
そして今どこにいるのだろうか?
潮田射殺事件の早期解決を潮田神社に祈願して筆者は現場を後にした。
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