聖子ちゃんとデート(〃∇〃) | たらたらのブログ

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聖子ちゃん大好き50おやじのブログです。




「ねえたらたら君、今日はどこに連れてっ    てくれるの?」

ぼくの目の前に聖子ちゃんが立っている。
あの松田聖子が・・・
にっこりと微笑んで、ぼくに話しかけてくれてる。
もう、ドキドキして心臓が破裂しそうだ(笑)

「あ、遊園地に行こうよビックリマーク近くにあるんだ。」

本当は聖子ちゃんと二人なら、どこだって楽しいんだけど、こういう時は男のぼくがしっかりとリードしなくちゃねビックリマーク

それにしても今日の聖子ちゃん、可愛いなぁ~ラブ
いつもテレビ越しに見ているドレス姿の聖子ちゃんもステキだけど、私服の聖子ちゃんは、何て言うかこれがまたきゃわいいんだよね~(〃∇〃)

 

上は白いシャツにグリーン系のベストで、スカートはグレーのひだつきで、ちょっと制服っぽい感じかな。
何て言うか「清楚」って言葉がドンピシャ当てはまっていて、くらくらしちゃったよ(///∇///)

「ねぇ、何ボーッとしてるの?」

聖子ちゃんの声ではっと我に帰ったよ。
こういう時、日頃から女の子慣れしている奴は「いや、君の可愛さに見とれてしまったんだよ~!」ぐらいの気の利いたことを言えるんだろうけど、学校でも1、2を争うぐらいモテない君のぼくにはそんなこと言える訳がない。

「べ、別になんでもないよ・・・」

ついぶっきらぼうな返事をして「しまった!」と思ってあわてて聖子ちゃんを見たけど、聖子ちゃんはそんなこと全然気にする様子もなく、ニコニコとぼくを見ている。

 

そのキュートな笑顔にまた胸がキュンとしたよラブ

あ、そういえばまだ自己紹介してなかったね。
ごめんごめん(^_^;)
ぼくの名前はたらたら。
地方の公立高校の3年生。
部活はバスケットボール部に入ってる。
残念ながら補欠だけどね(笑)
世間一般的にバスケ部ってモテるイメージみたいなんだけど、ぼくの場合は例外で、今までの人生で一度として女の子にモテたためしがない(#^.^#)
そういうわけで、もちろん彼女いない歴=年齢で18年。
けして女の子に興味がないわけではないし、彼女だって欲しいんだけど、学校では「女の子なんて興味ない」ってふりをしている。
実は聖子ちゃんのファンだってことも学校では誰にも言ってない。
アイドルのファンっていうのがなんか気恥ずかしくて、内緒にしてるんだ。

そんなぱっとしないぼくがどうして聖子ちゃんとデートなんて、夢のような体験をしているのか?
実はぼくのおかあさんの弟、つまりぼくの叔父さんなんだけど、東京でテレビ関係の仕事をしてるんだ。
それで聖子ちゃんの所属している事務所の社長さんと親しくしていて、聖子ちゃんとも何回も会っているって言うんだ。

「叔父さん、いいなぁ~ビックリマーク仕事で聖子ちゃんに会えるなんて。」

この間家に叔父さんが遊びにきた時言ったんだ。
そしたら・・・

「おおっ、たらたらも聖子ちゃんに会いたいのか?」

「そりゃあ、もちろんだよ~ビックリマーク

そしたらビールをぐいっと飲んで叔父さんがこう言ったんだ。

「よし、たらたらが受験勉強をがんばるって約束するなら、叔父さんが社長さんと聖子ちゃんに頼んであげるぞビックリマーク

「本当に? ぼく約束するよ、勉強がんばるって。」

正直言うと、その時は半分冗談に思ってたんだ。
叔父さんお酒飲んでたし、なにより聖子ちゃんに会えるなんて信じられなかったし。
ところがそれから3ヶ月ほど経ったある日叔父さんから電話があったんだ。
聖子ちゃんの関西ツアーの間にオフの日があって、その日にぼくに会ってくれるって言うんだ。
ホントのこと言うと、叔父さんと約束したこと、ぼくもうすっかり忘れてしまってたんだ(^_^;)
だからちょっと焦っちゃったけど、めちゃくちゃ嬉しかった爆笑
だってあの聖子ちゃんに会えるんだもの。
そんなことを思い出してたら、聖子ちゃんの声。

 

「あれ~、またボーッとして!
好きな娘のことでも考えてたのかしら?

 「そ、そんなんじゃないよ!」

どぎまぎするぼくを見て、聖子ちゃんはクスッと笑ったニコニコ

            「いいわ、行きましょう」

そう言うとなんと聖子ちゃんは、腕を組んできたんだラブ
一生懸命平静を装おっていたけど、ドキドキしていたのはバレバレだっただろうね(笑)

電車に乗って遊園地の最寄りの駅まで30分、学校のこととか話ししたように思うんだけど、ほとんど覚えていない。
それくらい上の空だったってことだね(^o^;)
駅から少し歩いて遊園地に着いた時、聖子ちゃんがこう言ったんだ。

「遊園地、何年ぶりかしら?嬉しい!」

 

そうか・・・
普通の女の子なら、友達とか彼氏とかと遊園地に行ったり、買い物に行ったり、自由な青春を楽しんでる年だもんね。
でも聖子ちゃんは歌手になって、僕達ファンに夢を与えてくれている代わりに自由な時間も制限されているんだよね。
そう思ったら、聖子ちゃんかわいそうだな。
よし、今日はいっぱい楽しんでもらおうビックリマーク
そう考えたよ。
メリーゴーランド、コーヒーカップ、ゴーカート・・・
無邪気にはしゃぐ聖子ちゃんは、ぼくより年上なのにむしろ妹みたいに思えてとても可愛かったよ。
ジェットコースターでは「キャービックリマーク」って叫んで、ぼくの腕にしがみついてきたんだラブ
思わず抱きしめてしまいそうになっちゃったよ(汗)

「ねえたらたら君、観覧車に乗ろうよ!」

もう陽もそろそろ傾きかけた頃に聖子ちゃんがそう言って、二人で観覧車に乗ることにしたんだ。
ゴンドラに乗り込んで、係員の人が扉を閉めるとするすると動き始めた。
徐々に上がっていくゴンドラの窓から眺めていると、大きな湖の水面に夕暮れの陽がキラキラと映っていて、とてもきれいだ。
「今日こうして聖子ちゃんといっしょにいられて楽しかったなニヤリ」と思うと同時に、この楽しい1日ももうすぐ終わってしまうさびしさがこみあげてきた。
ふと聖子ちゃんの顔を見て、ぼくははっとした。
湖を眺める聖子ちゃんの頬を夕陽がオレンジ色に染めあげて、とても美しいラブ

 

ぼくはしばらく呼吸をするのも忘れて、その神秘的な横顔に見とれてしまっていた。
と、不意に聖子ちゃんはぼくの方に向き直ってこう言ったんだ。

「ねぇ、たらたら君は将来何になりたいの?」

この質問は正直言って耳が痛かった。
もう高校3年生になるのに未だに自分が将来やりたい事を見つけられずにとりあえず大学に進学しようとしている自分自身がいたからである。
そのことをポツリポツリと話すぼくに対して聖子ちゃんは、にこやかに、時には相づちをうちながら聞いてくれた。

 

ぼくが話し終えてため息をついた時、聖子ちゃんが口を開いた。

「でもたらたら君、それでいいんだよ!」

「仕事をするってことは、お金を稼ぐってこと。      それはもちろん大切なことだけど、もっと大切なのはその仕事にどれだけ本気に取り組んで、やりがいを見つけられるかだと思うの。」

「私はいま念願がかなって歌手になれたわ。たくさんの人が私の歌を聴いてくれて、少しでも元気になってくれたり、希望を持ってもらえたら、こんなに嬉しいことはないわ。  それが私の仕事のやりがいなの。」

「だからたらたら君も焦らないで本当にやりたい事を見つけて欲しいの。
   私自身これからずーっとこのお仕事を続けていけるかはわからないけど、できるなら一生人の心に残るような歌を歌っていきたいと思っているの。

「ネ、たらたら君。努力とか苦労とかその時は本当にたいへんだけど、やってきたことは必ず花が咲いて、実になって返ってくるのよ。」

聖子ちゃん、すごいなぁ~ビックリマーク
ぼくと2つしか年が変わらないのに、
こんなにしっかりと、自分の仕事や将来のこと考えてるんだねおねがい

聖子ちゃんの優しい笑顔を見ていたら、なんか心地よくって眠たくなってきた・・・
ゆうべ、今日のことを考えててなかなか寝つけなかったからかなぁ?

    たらたら君

              たらたら君

                        たらたら君

                                                                   たらたら君

                                                                      ちょっと

                           ちょっと

                 ちょっと

    ちょっと!!

                 ( ; ゜Д゜)

あー、びっくりした!!
聖子ちゃん、いきなり大声出さないで・・


ん?
目の前にいるのは~・・・
どこかでお見かけしたような(汗)

「ちょっとビックリマークお正月だからって飲んで寝てばかりいないで初詣ぐらい連れていってよムキー

あ、あ、目の前で怒っているのは、はい、
うちの奥さんです(^o^;)
今までずーっと酔っ払って寝て、とんでもないばちあたりな夢を見てたんですね。

ですよね~・・・

だいたい私が高校生なわけないし、まして聖子ちゃんとデートだなんて、夢のまた夢(#^.^#)

「ちょっと、何ぶつぶつ言ってんのよムキー

おー、怖い怖い。
嫁さんが怒っています(汗)

皆さまにはお正月早々にお見苦しいところをお見せしまして、たいへん申し訳ありませんm(__)m
こんなちょっとおかしいたらたらですが、今年も何とぞよろしくお願いいたします照れ

いや~、それにしてもしあわせな初夢でした(〃∇〃)
あ、もしかしたらまた寝たら、今度は聖子ちゃんと結婚できる夢なんか見れるかも~
よし、もう一度寝ようかな?

それでは皆さま、楽しいお正月をお過ごしくださいウインク
私は失礼して、もう一度zzz

「こらー、いい加減に起きんか いっ(怒)(怒)(怒)

あ、あかんびっくり
嫁の怒鳴り声が・・・(泣)