横山大観展 ~良き師、良き友~ @横浜美術館 | そんな感じ。 since March 28, 2005

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日常生活の中で、ふと感じたこと。

関心したこと。

その時の感性のおもむくままに気ままに書き留めています。

2013年11月01日(金) 晴れ


赤レンガ倉庫のbillでパンケーキを食べた後、横浜美術館へやってきました。


そんな感じ。    since March 28, 2005-20131101_1652横浜美術館前.JPG


横浜美術館がオープンしたのは横浜博(1989年/平成元年)の時で、

なんと、それ以来、ここに来るのは横浜市民でありながら24年振り!


今日の目的は横山大観展。

ここのところ日本画が見たいという欲求にかられているのです。


横山大観(1868年(明治元年)~1958年(昭和33年))は、近代日本画を代表する巨匠。

今回の展覧会では、東京美術学校時代の課題作から、

「朦朧体」と呼ばれた輪郭線を廃したした作品、東洋趣味の水墨表現、

大胆な色彩表現や構図を用いた作品など、大観の作品の痕跡が見てとれました。

また、交友のあった小川芋銭、小杉未醒、今村紫紅、富田渓仙の作品も展示され、

「片ぼかし」の技法など彼らから受けた影響なども垣間見ることができました。


今回の展示の中では、「松並木(五島美術館蔵)」が一番好きでした。

松の木肌の雰囲気が良かったな。

トーハクに同じ構図の「松並木」があるらしいので、そちらも見てみたい。


前期の展示だった「屈原(厳島神社蔵)」を見逃したのは残念。

そう、あの「離騒」の屈原です。


入口に掲げられていた若き日の大観の写真が誰かに似ている・・・と、

ずっと考えながら作品を見ていたのですが、出口で「そうだ、エモやんだ!」と閃きました。


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美術館前のケヤキが結構、色づいていました。

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美術館向かいの今年6月にオープンした商業施設「MARK IS みなとみらい」。

玄関上部の壁画が大観の「夜桜」じゃん!

この「夜桜」は夏に大倉集古館で見て、今回の特別展でも見たけど、

こうした商業施設に使われているのを見ると、とても新鮮で、洒落てるなぁ~と思う。