しあわせおっぱいの鈴木みおです。
赤ちゃんがちょっと大きくなってくると、おっぱいを飲んでいる途中で、ふっとお口を離してしまうことってありますよね。
ある時突然、ふっと離すので、乳首が丸見えになってしまいます。
授乳中に見えないような工夫がされているモーハウスのお洋服を着ていても、その瞬間に乳首が見えてしまったり、出しっぱなしになってしまったりします。
そんな時にどうするか?
例えばスリングと併用すると、ふっと離されてしまった瞬間でもスリングの布が隠れ蓑になります。
授乳ケープとの併用と違うところは、抱っこしているようにしか見えないので、「あの人、今おっぱいが出てるわね」というあらぬ想像力をかきたてられないというのがいいところです。
また、授乳ケープだと赤ちゃんは暑いし苦しいのですが、スリングでふんわりと包んでいれば顔も見られるし、暑くならないというのがいいところです。
また授乳口のタイプを変えてみたり、素材を変えてみるというのもおすすめです。
いつもサイドスリットタイプを着ている場合には、タック奥という中心から左右に開くタイプにすると、左右の布がカーディガンのようにさっと隠してくれます。
今はあまり販売されていませんが「袖授乳」という、脇から授乳口を出すタイプのお洋服は、まさにそういう時期のお子さんの授乳にぴったりです。
また綿100%のものを着ている場合には、すべりの良いさらりとした生地に変えると、口を離した瞬間に布がさらっと落ちてきてくれます。
こんな風に、いつも使っているお洋服や抱っこひもの工夫をして、新しい授乳服と出会ってみるというのも素敵な変化です。
さらにテクニックとしては、赤ちゃんのことを観察しながら授乳をしてみてください。
小さい頃はじーっと見つめながら授乳をしていた人も、大きくなってくると「ながら授乳」をするようになります。
そうすると赤ちゃんは、お母さんがこっちを見てないな~と言う気配を察知して、自分もよそ見をするときがあります。
お母さまの意識が他に行っている時に、赤ちゃんがぱっと口を離すので対応しきれないのですよね。
ですから、じーっとみているひつようはありませんが、たまにちらちら「あなたのことを感じてるわよ」という意識を送ってあげてください。
そして口を離すようなそぶりを見せた時には、ちょっと抱き寄せてみてください。
そうすると口を離すことができなくなりますし、お母さんが自分のことを気にしてくれているんだなと実感できます。
そして、一番大切なのは、この行動を「困ったこと」だと思わないで「嬉しい成長」だという風に思うことです。
赤ちゃんが口を離して、たまに休憩しながら、そして周りを見渡しながらおっぱいを飲む。
こんな高度なことができるようになったのです。
この成長を喜んで受け入れてください。
今までは、お腹がすいていたり、のどが渇いていると、すぐにおっぱいを咥えて、そのままゴクゴク飲みます。
一心不乱にゴクゴク飲んで終わり。
これは例えるならば、牛丼屋さんでご飯を食べている感じ。
でも、途中でふっと周りを見渡す余裕ができた。
途中で休憩して、またちょっと飲むことができるようになった。
これはおしゃれなテラスカフェでご飯を食べている感じです。
ちょっと食べては外の風を感じ、ちょっと飲んでは木漏れ日を感じ、ちょっと食べてはおしゃべりも楽しむ。
こんな風に一緒に楽しみながら食事ができるようになったのです。
だから一緒にその素敵なランチタイムやカフェタイムを楽しみましょう!
きっと素敵なおっぱいタイムになりますよ。