旧奥谷旅館へようこそ | 龍飛岬観光案内所 龍飛館

龍飛岬観光案内所 龍飛館

龍飛岬観光案内所から
旬の情報をお届けします。

龍飛岬観光案内所『龍飛館』は
明治35年~平成11年までの約100年間
観光客はもとより、数多くの著名人が投宿した
津軽半島北端の宿
『奥谷旅館(おくやりょかん)』として知られていました。




長崎大村藩(現・長崎県)の武家をルーツとする奥谷家が
弘前市での日用雑貨商や津軽半島上磯方面への行商を経た後
明治35年頃『奥谷旅館』を開業したのが始まりです。


昭和9年の宿泊人名簿には津軽三味線の大家・高橋竹山の名が
本名の高橋定蔵名義で記されている他
昭和19年には太宰治(作家)
昭和27年には棟方志功(板画家)の名が記されています。



他にも、荻原井泉水(俳人)、佐藤忠良(彫刻家)、
濱谷浩(写真家)、成田千空(俳人)等の名も記されています。



開業当初に旅館を切り盛りしていたのが
投宿した太宰治をもてなし小説「津軽」にも登場する
初代女将の“たん”さん。


母・たんさんゆずりの「おもてなしの心」で宿を守り続けた
二代目女将の“ツカ”さん。



ふたりの女将の手厚いもてなしで愛され続けた『奥谷旅館』が
惜しまれながら長い歴史に幕を下ろしたのは平成11年。
奥谷旅館の建物及び近隣する土地は
それぞれの持ち主の特段の配慮により
外ヶ浜町に無償譲渡されました。

そして平成20年、旧奥谷旅館は
龍飛岬観光案内所『龍飛館』として生まれかわり
観光情報の発信拠点としての役割のみならず
ゆかりのある著名人の資料・作品や
龍飛周辺の貴重な写真を無料で展示公開しています。



------------- 龍飛岬観光案内所 『龍飛館』 -------------
開館時間/9:00~16:30(最終入館16:00)
料金/無料
住所/〒030-1711 青森県東津軽郡外ヶ浜町字三厩龍浜59-12
Phone&Fax/0174-31-8025
E-mail/ tappikankou@town.sotogahama.lg.jp