テレビや本で、ちょっとでもトルコを目にしようもんなら
「あぁ~!トルコ行きたい!!」ってなっちゃうトルコ狂。
あの中毒性のある魅力は、一体何なんでしょう。
「トルコに行きたぁ~い」って口癖のように言ってるから、好きな理由をよく聞かれます。
山ほど理由はあるけれど、いちばん大きな理由は『人』ですね。
旅している間に体験した、トルコ人の劇的な親切さ具合については
また後々ご紹介するとして・・・
今回は、日本×トルコの心温まる友好話をいくつかご紹介。
《エルトゥールル号事件》
遡ること121年前の1890年、トルコ御一行様が日本を訪れました。
帰路に就く際、総勢650名を乗せたエルトゥールル号は台風に遭遇し
和歌山県沖で沈没してしまいます。
その結果、大半の方が亡くなるという大惨事に。。。
地元住民に救助された69名のトルコ人たちは、住民の献身的な介抱を受け
その後、日本海軍の軍艦で無事トルコへ帰国しました。
さらに、日本国中から多くの義援金も寄せられました。
《イラン・イラク戦争》
エルトゥールル号から95年後の1985年、時はイラン・イラク戦争の最中。
「今から48時間後以降、イラン上空を飛ぶ飛行機は、民間機であろうとも全て撃ち落とす」
という声明を、イラクのフセイン大統領が出しました。
世界各国がイラン在住の自国民たちを救出すべく救護機を出す中
日本政府はオトナの事情?により
イランに残された200名以上の日本人を救出することが出来ずにいました。
お先真っ暗。。。
そんな中、救世主の出現!そう、トルコが救ってくれたのです。
タイムリミットが差し迫る中、颯爽とトルコ航空機の登場。
神様!仏様!トルコ航空様!!
取り残されていた日本人全員を救出し、日本へ送り届けてくれたのです。
それにしてもなぜ、危険も省みず、トルコは助けてくれたのでしょう?
その理由は、約100年前に起きたエルトゥールル号事件にありました。
「あのときの恩返しを・・・」その一心で、助けてくれたのです。
トルコでは長い間、エルトゥールル号事件のことがずっと語り継がれています。
語るどころか教科書にまで載っていて
いわば、トルコ人であれば誰もが知っているであろう歴史なのです。
《トルコ大地震》
さらにその14年後、1999年にトルコで大地震が発生しました。
ちょうど4年前に日本を襲った阪神淡路大震災。
そのときの経験から、日本はさまざまな援助を行いました。
人命救助・医療・物資・義援金他、仮設住宅も無償提供しました。
はじめてトルコに行ったとき、あまりにもみんなが親切で、日本人のことが大好きで
嬉しい反面、戸惑いがありました。
だって、私はトルコのこと、全く知らなかったから。
トルコ人が日本人に好意を抱く理由、親切にしてくれる理由がわからなかったのです。
帰国してすぐ、トルコについて調べました。調べまくりました。
そして、日本とトルコが繰り広げて来た、運命的な歴史を知りました。
なんで日本では、全く語り継がれていないのだろう?
なんで私たち日本人は、この歴史を全く知らないのだろう?
へ~んなのっ。
でも、歴史上の話だけではないのです。
ほんの数日間旅しただけで、これらの話に負けず劣らずの実体験ができちゃうのです。
そりゃぁ大好きになっちゃうよ。中毒にもなっちゃうよ。
トルコの魅力、おそるべし☆
そして私は、今日もトルコに行きたくなるのです。。。
チャイ飲もっ。チャイチャイ~♪