秋のお知らせ色々 | 面打 能面師 新井達矢の制作日記

面打 能面師 新井達矢の制作日記

日本の面に向かう日々

今年も始まる合同展。
6回目となりますが、例年は出品者数により「何人展」と変えておりました。
しかし、具合がわるいとの意見が多く名前を付けました。

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「工燈ノ集イ」(こうとうのつどい)
出品者の親方的存在である黒住和隆さんが考えたもの。
燈の如く僅かな力にしかなれないが、熱意を持って続けていきたい。
そんな意味合いが込められていると理解しています。

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そして。

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この増女は久しぶりに打つ若い女面ですが、やはりこの種の面は最も魅力を感じ、追及し甲斐のある内容を持っています。
小面と、この増女は特に制作する機会が多く、能面の基本そのものだと毎回感じて悩みつつ鑿と筆を進めます。
ご依頼主様の許可が頂ければ出品したいと考えています。



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これはテレビ番組の撮影風景で、
私の住む地域ではテレビ東京で毎週木曜日の九時頃から放送されている
「和風総本家」さんです。
地域によって異なるようですが、関東では来週10月31日放送分に出るようです。
私も度々見ている番組で制作工程などが放送される予定ですが、
クイズになっているようなので詳しいことは書けません。

詳しい内容は公式サイトをご覧ください。


最後は身に余る大きな会場での催しです。

東京国立博物館で開催される特別陳列「日本の仮面 能面 是閑と河内」
の関連イベントに出演させて頂くことになりました。
来る11月24日(日)に平成館大講堂にて実演と彫刻担当研究員の先生とのトークショーの2部構成という何とも大それた内容ですが謹んで勤めたいと思っております。

舞台で生かされなくなった面の保存状態は・・・・ですが、
二大巨匠の特集展、名品が多く出品されますのでご期待下さい。

こちらは応募制のようなので、やはり東京国立博物館の公式サイトをご覧ください。


以上宣伝ばかりで失礼しました。。