良品計画/中国向けECに参入/実店舗と連携し市場を開拓(日本ネット経済新聞) | 上海TU Tmall天猫/タオバオ/中国ECビジネスニュース解説

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Tmall天猫(旧タオバオモール)・タオバオ(淘宝網)コンサルティングの上海TUによる中国マーケティング・EC・ビジネスニュースの解説です

(引用)
良品計画が中国向けECに参入した。展開するブランド「無印良品」の中国向けオンラインストアを4月24日に開設、商品の販売を始めた。中国国内では現在、60店を超えるリアル店舗を展開している。ECサイトを開設することで顧客の利便性を向上。急速に拡大する中国のEC市場を開拓する。
 開設した店舗名は「無印良品官方網絡商城」。多くのEC事業者が中国でのEC事業はモールに出店しているが良品計画は独自ドメインサイトを構築。「無印良品」ブランドの正確な情報発信を行うという。

http://www.bci.co.jp/netkeizai/general/2013/448.html



ご存知のように、無印良品は中国ではかなりのブランド力をもっています。

知名度という意味でもそうですし、
かなりの価格(日本の1.5倍)で販売しているにもかかわらず
忠誠度の高い顧客を多くもち、ちょっとした憧れの対象となっているのです。


ちょうど昨日も、私たちの運営ショップのお客さん(購入者)の
人たちにインタビューをしていたのですが、
無印はなんというか、定番だけど、ちょっと高くて、
なかなか手は届かないけどいつかは必ず欲しい、というようなブランドだと
言っていました。


ちなみにそのお客さんたちはインテリアデザイナーで、
ファッションやインテリアに興味が強い人たちなので
無印好き、という側面もあると思いますが。


とはいえ、かなりのブランド力を持っているわけです。



そんな無印、ネット通販はまだやっていなかったのです。
Tmall天猫の担当者に「無印連れてきてくださいよ~」なんて
言われたこともありますが(笑)
天猫に出すよりも自社サイト一本、で行くことにしたんですね。


ある意味、供給を絞ることでブランドを高めてきた
経緯もあるでしょうから、天猫に出さないという選択肢は
納得できる感じもしますね。


天猫はやっぱり、量を売ってなんぼ、というところがありますから・・・


自社サイトもなんとなく、
あんまり買わないでくださいね、みたいなメッセージが
こめられているような気がしなくもありません・・・


中国的じゃない感じなんですよね。


ま、それがMUJIのブランドをつくり、保ってきた部分なのかも知れないです。

ご担当者とお話したわけじゃないので、
想像ですが・・・


無印良品の中国通販サイトはこちら

http://goo.gl/B8Aqw



P.S.
中国のEコマース市場の概観を知りたい方はこちら

http://taobaomall-tubc.com/column/649/