田久保剛です
私たちの魂の成長にとって必要な事は、
どこか特別な場所やパワースポットなどに
出かけなくても、
今、目の前に現れている人、出来事、
物事に、深い所の自分が現象化して
用意してくれています。
それらに対し、どれだけ真面目に誠心誠意、
丁寧に対峙できるかどうか、ということ以外に、
自分を成長させる最高の場所などありません。
もしもそれらに対処しなかったり、
「そんなものは必要ではない」といった
間違ったフィルターで見てしまって、
そこから逃げてしまったりしても、
仮にそれがあなたの魂の成長に必要であれば、
ちゃんと、まるであなたを追いかけて来るように
何かしらの現象として教えてくれたり、
または人を変え、事象を変えて、何らかの形で、
「同じようなメッセージ」を突きつけられる
ようにもなっています。
そういう一つ一つの出来事を
あたかも串刺しにするかように重ねて見ることで、
自分にとって必要な学びや課題が
見えてきたりする事もあります。
そういう意味でも、実は、今起きている事と、
過去にずっと起き続けてきたことは、
その対象を通して自分にとって必要な事を
学ばせようとしているポイントとしては
同じ事象だった場合もあるのです。
つまり、私たちできることは、日常生活の
ひとつひとつに、いかに今の自分ができる
最大限の丁寧な心で向かうか、という事なのです。
例えば、愛する人に喜んでもらいたい、
栄養を採ってもらいたい、という気持で、
ごはんを美味しく作ろとすれば、
その「誠心誠意」や「丁寧」な心の、
一番の影響を受けるのは自分自身です。
そういった、ひとつひとつの行為が、
やがて自分の心の浄化を起こしたり、
また、自分を通して良い波動を相手に届ける
ことで、周囲に善い影響を与えたりします。
私達の魂の成長にとって、そんな小さな
日常の一つ一つのことこそが
一番必要なことであり、
何か特別なことをやったりする必要はないのです。
この、目の前にあることにひとつひとつ誠心誠意、
愛をもって、その人が到達しうる、丁寧な想いを
込めた行為することというのは、
あまりにも当たり前であり、且つどうしても
道徳的に聞こえてしまいがちです。
ですから、魂の成長を求める人にこの結論から
いきなり伝えてしまうと、殆どの人が、
「で…？ それは分かりましたが、
では何をしたらいいのですか？」
と、なってしまうのです。
しかし実は、
「はい。ですから、これだけです」
というくらい、実はシンプルなところに
行き着きつくのです。
また、日々起きてくる出来事の中には、
「私はあんな人の出現など望んでない…」
「こんなこと、絶対に私は望んでなかった…」
というように、表面意識ではどうしても
思ってしまいがちなことが沢山あります。
このような話をしている私自身も、今でも
そのように一瞬反応することは数多くあります。
しかし、よくよく冷静に考えると、
やはり、その人との出来事を通して、
まだ、自分の中に課題として残されている
何かを学ばされていることが分かってきます。
こういう現象は、自分の苦手な所を突いてくる
ものですし、当然、それを避けていれば、
「避けた」という行為を原因とした結果が
また自分に返ってきます。
しかし、そのことにきちんと対峙して、
自分が学ぶべき事を学びきったならば、
そういう現象は引き寄せなくなってきます。
この世界にはそういう法則が働いているのです。
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