先日テレビで、スターウォーズエピソード3がやっていた。


(私はテレビはほとんど見ない。面白そうな番組をHDDビデオに予約録画し、それを時間の合間に見ることにしている)



その中で、アナキンがヨーダに、パドメ姫が死んでしまう夢のことを相談したときの、ヨーダの言葉が印象的だった。意訳するとこんな言葉だった。



「死をおそれてはいかん。
それは執着となり、貪欲となり、ダークフォースとなる。
死は、光の集合に戻るだけだ」



ちょうど、先日聞いた、飯田先生の言葉とも重なり、こんなところにも生まれ変わりの哲学があったのかと驚いた。



しかし… 死を恐れるな、というのは、私自身まだ若く真剣に考えられていないからだろうが、簡単ではない気がする。



自分自身なら、まだいい。私も「命を懸けて」とすら思って、この業界に入った。
幕末志士や、特攻隊の若者の姿が、心にあった。
軍人や警官、消防隊員なども、同じ気持ちだろう。



しかし、自分以外の、家族や愛するものの死を「おそれるな」と言われても、それは簡単には受容れられない。私は家族を守りたい。それは「貪欲」なのだろうか。



死生観は、道徳感と直結する、極めて重要な問題だ。
安易に結論付けず、考え続けたく思う。