単調系日常 -3ページ目

四股踏み

最近ようやく四股を100回踏めるようになってきた。

昨年夏に本格的に運動を再開する以前、昨年春ごろから四股踏みをやり始めた。最初は足を上げるとバランスが崩れて1回もできないような情けない状態だった。

しばらくやってると「腰高で上げるほうの足を軸足にひきつけてから上げる」のは出来るようになった。四股で検索するとトップに出てくる普天王のブログの記事にあるような「腰割りの状態から腰を上げずに片足に体重移動」して足を上げる四股が踏めるようになるにはかなり時間がかかった。まあ今でも全然「正しい四股」からはほど遠いと思うが。

四股については大相撲史上ただ一人の国立大学出身力士で一昨年まで46歳まで現役で相撲をとっていた元:一ノ矢関の文章が参考になるだろう。

節酒

晩飯は鍋料理だった。市販の鶏がらちゃんこだし(しょうゆ味)でダイエーで売ってたゆず風味の鶏つくね、豚しゃぶしゃぶ肉、牡蠣、野菜類。うどん少々。

先週の日曜日以来1週間ぶりにビールを飲んだ。9月に本格的に運動を再開するまでほぼ毎日晩酌していた。平日は軽く飯食ってからスポーツクラブに行くようになり、飲んで運動は出来ないから自然と飲酒は控えめになっている。たまに飲むとビールの味は格別だし、毎日飲んでるときのように酒代がかさむから発泡酒にするべきか、などとつまらんことで悩む必要もない。この好循環をずっと続けたいものだ。

体成分検査(10月22日)

In Bodyによる体成分検査を10月22日にやった。前回は9月22日。

体重:69.5キロ(前回71.1キロ)
体脂肪量6.6キロ(8.8キロ)
筋肉量59.6キロ(59.0キロ)
体脂肪率9.4%(12.4%)

この1ヶ月は筋トレを自分としてはけっこうやった。最近は走るのが面白くなってきてジョギングの量を増やしている。今後筋トレが減ると思うから筋肉量も減っちゃうかなあ。それは避けたいんだが。

園女周回ジョグ

今朝は園田学園女子大の周りの道を3周ジョギングした。園女(園田学園女子大の略称。えんじょ、と読む)出身のテニスプレイヤー伊達公子さんがそこの道を走ったとブログに書いていたのを見て(→これ)おれも走ってみようと思ったのだ。娘には女子大の周りなんか走ったらタイホされるでと言われたが気にせず行ってきた。ジョギングシミュレーター(グーグルマップ上の任意の2点をクリックするとその間の距離が簡単に出てくるサイト)で測ると自宅から園女まで約1.9キロ。大学周回コースが1.4キロ弱。家との往復を含め大体8キロを55分位で走った。今日は学園祭があるみたいで学校は朝からにぎやかだった。庄下川沿いの道を走るのが気持ちいい。女子大の運動部のおねえさんが走ってるのも目の保養・・・ってちょっと変態おやじぽいと娘に言われそうだな。

黛敏郎:交響詩「立山」

交響詩「立山」。これは立山黒部アルペンルートの全線開通を記念して1973年に制作された映画「立山」(松山善三監督)に黛敏郎がつけた映画音楽だ。黛本人が東京交響楽団を指揮したCDがこれ。1050円とお安い。→黛敏郎:交響詩「立山」/黛敏郎、東京交響楽団



倍の価格の高音質版がつい先日出た→黛敏郎:交響詩「立山」/黛敏郎、東京交響楽団 [Hi Quality CD]


先日見た映画「新しき土」で山岳シーンに山田耕筰が書いた音楽がなかなかよかった(当ブログ旧甲子園ホテルの「新しき土」上映会参照)。その絡みで「R.シュトラウスの「アルプス交響曲」にも比肩される゛音のパノラマ゛」(タワレコの宣伝文句より)であるこの曲について書こうと思ったのだ。曲は

●第1部 「大地」
雪降る/雪の祭り/夜明け/春/春の祭/新緑/扇状地/山の花/台風/秋の祭り/山の秋
●第2部「 祈り」
道/古代の人々と立山/開山者/山岳崇拝の遺稿/地獄幻想1/能「善知鳥」/地獄幻想2
●第3部「 道」
新しい道/道行く人々1/道行く人々2/頂上/道行く人々3

の3部構成。各部の小見出しみたいなのは〈この音楽に沿って展開される映画のシーン〉である(宇城隆司氏のライナーノートから引用)。黛によるこの曲の解説文がライナーノートに引用してあるので一部を孫引きして紹介する。

〈映画を自由に作って貰った上で、私は私なりに、その映画に即した、しかも純音楽としても成立し得る作品を作ろうと云うことになった。〉

〈それは、力と、美と、神秘と、厳しさの、あらゆる多様性をそなえた巨大なパノラマであった。〉(←黛が初めて立山を見た時の感想がこれだ。まるっきり黛敏郎の音楽そのものを語っているようではないか?)

〈私の音楽と映画は、この巨大なパノラマを3部に分け、第1部 「大地」でその大自然の持った大きさと四季の変化に富む美しさを、第2部「祈り」でその神秘に閉ざされた歴史を、そして第3部「道」では、古代から現代につながり未来に発展しようとしている山と人との関り合いを、進行形のかたちで捉えようとした。〉

第1部は冒頭の堂々たるテーマ、黛らしい雄雄しい主題ががすぐにクライマックスを築き、交響詩的に自然を描写した音楽へと続く。「扇状地」「山の花」のあたりの親しみやすい、どこかNHK大河ドラマのテーマ曲風なメロディーが気に入っている。

第2部は弦楽主体の祈りの表情に満ちた音楽に続く「地獄幻想1」以下の部分が聞き所だ。旅の僧が立山で見た地獄の光景「立山地獄」をモチーフとした能「善知鳥」をオーケストラで黛流に表現した、ということなのだろう。銅鑼?のような音が気味悪く持続的に鳴り響き、低弦のピチカートや打楽器群、ひっかくような弦楽器のいらだたしい響きが絡み合う。強烈な打楽器の炸裂が鮮やかな黛の「饗宴」を思わせるところがあり、スリリングである。

第3部はいかにも「新しい道を着実に切り開いていくぞ~」という感じ(どんな感じや?)。途中のトロンボーンによるちょっとユーモラスな旋律が楽しい。やがて第1部の大河ドラマ風主題が再現され、最後は第1部冒頭主題を豪快に鳴らして締める。

このCDはタワーレコード限定でいつ品切れになってもおかしくないので早めにご購入を。それにしても日本のオーケストラは「アルプス交響曲」を10回演奏するならそのうち1回でいいから交響詩「立山」にしてくれないか。