衆議院会館に潜入!
こんにちは。
情熱ライフ ナビゲーター 砂羽美佳(さわみか)です。
目的は
「#保育園に入りたい を本気で語ろう2018 ~みんなが笑顔で子育てできる社会にするために~」
に参加すること。
いやいや、めっちゃ有意義なイベントでした。
まさに今、当事者真っ最中のわたし。
今年、次男の保活やって感じたことは、長男の時の10年前と、なんも変わってねえなってこと。
いやむしろ、悪くなってると言ってもいいかもしれん。
4月の認可入園、全落ちしました。
激戦区の世田谷在住。厳しいことはハナから分かっていたので、認可に入れるために、生後3ヶ月から未認可の園に預けて、60万以上かけて実績作ってきた。
なのに「落ちるんだ」ってちょっと、いや、かなりびっくり。
理由はただひとつ、世帯収入の高さ。
といってもうち、別に飛びぬけてお金持ちでも何でもなくて、ただ夫婦ともに歳食ってるから、どうしても世帯平均よりは高くなるのですよ。
その分、経済回しているし、国にも高い税金払って貢献しているし、家族との時間や色んなものを後回しにして、自分の知恵と努力と工夫と貢献で築いてきた現状に対して、なにこの仕打ち。
「いったい日本どうなってるんじゃ」
それを知りたくて、このイベントに参加したわけです。
パネルディスカッションに登壇された、NPO法人フローレンス代表理事の駒崎弘樹さんの話を聞いて、待機児童問題が一向に改善されない理由がようく分かりました。
「子育てのことは、喉元すぎると熱さを忘れる」
当たり前だけど、子どもは成長しますよね。
それにつれて、保護者の関心事も、移っていく。
保活、待機児童問題、学童、受験、反抗期・・・
昔は待機児童問題に泣いた人も、過ぎてしまえばその痛みを忘れてしまう。
ずっとずっとこれが問題だ!って、声を上げ続ける人がいないから、問題が解決されない。
大事なのは
「自分の痛みだったことを忘れないこと」
ああまさに~!って、頭ガーン!って、殴られたような衝撃覚えました。
だって今年保活するまで、その痛みのことすっかり忘れてたから。。。
でもね、今、待機児童問題が10年変わっていないことを肌で感じている。
お腹の中に子どもがいて、まだ名前すら決まっていないのに保活しなければいけない現状。
本当は、子どもの隣で、もうこの2度と戻ってこない可愛い時間を味わい尽くしたいのに、自分のキャリア継続のためには、4月に入園させて育休返上で仕事復帰することを選ばざるを得ない現状。
こんなクソみたいな(あら失礼)保活を、自分の子どもたち世代まで継いではいかんのですよ。
そのために私たちが出来ること。
「フランスはどう少子化を克服したか」を執筆された、高崎順子さんの言葉と、彼女が教えてくださったフランスの子育てがとても参考になりました。
フランスでは、保育園の役割がとても明確なんだそう。
保育園とは、「働く親のためにあり」「保育の主役はあくまで親」。
そして、保育園などの団体保育だろうが、母親アシスタントという保育ママやベビーシッターのような家庭的保育だろうが、どんな保育手段を選んでも、すべてに行政からの補助があるそうです。
待機児童問題が改善されないのって、保育士の待遇の悪さ、想いや志はあっても参入障壁が高すぎて、保育業界に関われないことなどもあると思うのですよ。
例えば、現役保育士のてぃ先生がおっしゃってたけど、連絡帳。
保育士の人たちはみな、園児たちのお昼寝中に、必死こいて連絡帳を書いてる。
その時間があったら、休憩取って欲しいじゃないですか。チビ怪獣たちが寝ている間しか先生たちも休めないのだから。
フランスでは、保育士の仕事は保育と明確に決まっているので、清掃や連絡帳を書くなどの仕事はないそう。
手書きの連絡帳なんて、要らんのですよ。
連絡帳に込める愛は、子どもたちに向けてくれれば十分。
代わりに、園から帰った後でいいので、ピロリンとメールで1日の簡単な様子などいただけたら、嬉しいかなと私なんかは思います。
実際今、ベビーシッターお願いしている「KIDS LINE」では、そのような形での報告を受けるのですが、それで十分。過不足一切なし。
まあこの辺はそれぞれの価値観、優先順位があるので色々なご意見あるでしょうが、何が言いたいかっていうと、保護者側の意識を改めること。これも大事。
なぜ手書きの連絡帳が無くならないのか?
保護者がそれを求めるからです。
連絡帳はひとつの例にすぎなくて
保育士の仕事は、保育。
そして保育士は、「育児のパートナー」であって、「親の代わり」ではない。
手書きのぬくもりを求めるのであれば、ご自身が子どもに手書きの手紙を書いてあげればええー!
↑ワークショップで私たちが考えた、問題に対する解決策
対等のパートナーとして、どうしたら子どもにとって少しでも居心地のよい環境を作ることが出来るかを、手を取り合って考えていく。
こういう意識が日本にも広まったら、重箱の隅をつついて保育士たちを震え上がらせるモンスターペアレンツとかも減るのではないかなあと思うのですわ。
それと同じく、政治家の方々も、一緒に社会を変えていく仲間です。
昨日は議員の方も何人かいらしてましたが、声をあげていくことはとても大事だと感じましたねー。
私たちは、微力だけど、無力じゃない。
私も今回、自分の保活はもちろんだけれど、お門違いの幼児教育保育の無償化が進められている現状に危機感感じ、このままだと保活競争を激化するだけだ!と思い、自分の区の議員さんに陳情に行きました。
結果、認可はすべて落ちたけど(注:二次選考で内定が出たことがさっき分かりました!)認証に拾ってもらえたのは、この時議員さんに、「もっと範囲を広げて認証にアタックした方がいい」とアドバイスもらったからです。
じゃなきゃ、家からはちょっと遠い園なので(door to doorで30分くらい)完全に私の思考だけだと、アウトオブ眼中(超絶死語)でした。
議員さんって、やさしいですよ。
特に区議会議員さんは、区のために働いている人なので、きちんと耳を傾けてくれます。
私は派閥とか政治のことはよー分かりませんが、人として向き合い、応援して下さったこの議員さんのことは、私も応援していくつもりです。
一番アウトは
「どうせ私なんかが何言っても変わらないでしょ」って、声をあげないこと。
人任せにすること。
まだまだシェアしたいことはあるけど、熱くなってきたので(笑)最後にこの会を主宰した代表の方が伝えてくださった3つの言葉で締めたいと思います。
1、子育ての主語を「ママ」にしない
2、私たちのことを、私たちぬきに決めないで
Nothing about us without us
3、「民衆の敵」は、私たちひとりひとりの無関心
子どもたちに渡す未来をつくるのは、未来に生きる子どもたちではなく、今を生きる私たちおとなです。
ファシリテーターを務めて下さった、ジャーナリストの堀潤さんがおっしゃっていましたが、アクション(行動)は、「自分(I)」を主語にすると明確になる。
さあ、あなたは、何をしますか?
一緒に行ってくれたおふたり+当事者の次男(8ヶ月)どうもありがとう!!
当日のパネルディスカッションの様子は、こちらから見ることができます
友人の結婚教育の専門家、佐瑠女みかちゃんのレポートもとっても分かりやすい!「待機児童になる=親が失業することと同じ」
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