秋のセミナーは 『道中膝栗毛』を講義します(2) | 晴耕雨読 -田野 登-

晴耕雨読 -田野 登-

大阪のマチを歩いてて、空を見上げる。モクモク沸き立つ雲。
そんなとき、空の片隅にみつけた高い空。透けた雲、そっと走る風。
ふとよぎる何かの予感。内なる小宇宙から外なる広い世界に向けて。

前回、大究会今秋のセミナーは
『道中膝栗毛』浪花見物の都市民俗を
PowerPoint版で講義しますと宣言しました。

テキストは拙著2007年『水都大阪の民俗誌』です。
33~50頁までを
文字ベタ入力を終えましたところ
88コマまでできました。

わかりやすくブロックにして
表示します。
本を読むのではありませんから。

これから挿絵・写真の準備にかかります。
コンテンツは以下のとおりです。


写真図 コンテンツ





• 0 はじめに
• 1 『道中膝栗毛』浪花の世界
• 2 装いの不思議
• 3 不思議な食い物
• 4 住まいの不思議
• 5 生業の不思議
• 6 馬琴による大阪評定


これが全体の構成です。
第1講は、《1 『道中膝栗毛』浪花の世界》までです。
ここで、たっぷり
弥次喜多ご両人の浪花での旅程をお話しします。

ここでは、近世大阪の観光スポットを
紹介します。

今日の観光スポットとどのように違うのでしょうか?
大阪城はありますが、
通天閣や海遊館、あべのハルカスなどない
大阪の観光地はどこでしょう。


当時の物見遊山は社寺が中心です。
神社と云えば、
そうそう、明日は住吉さんの夏祭りです。
もちろん、ご両人も立ち寄ります。


大阪のお寺と云えば、お彼岸の中日に
夕日が鳥居に沈む天王寺さんは外せませんね。

当時の大阪は芝居の町でもありました。
道頓堀に繰り出します。
さて、弥次喜多の失態や如何?


第2講、第3講が本論です。
大阪の民俗、約めて「阪俗」を
衣食住と生業に分けて
講義します。


ベタで文字情報入力が終わりましたので
これから
図書館に通って挿絵を入手し、
スキャナーをかけて
マイピクチュア保存の後
PowerPointに貼り付けて行きます。


当時の習俗を
『守貞漫稿』(別名『近世風俗志』)の
挿絵をふんだんに用いて説明できそうです。


日程と場所は決まっています。
日程は9月から11月までの第4土曜pm7時~
場所は福島区民センター3階です。
募集のチラシは近日中に作成します。


究会代表 田野 登