期限を守ることは、日本社会で信頼を得るために重要なことです。
これに反論する人は非常に少ないのではないのでしょうか。
しかし、期限を守ることは簡単でないと感じている人は多いかもしれません。
もしくは、期限は守れるけれど、ストレスが大きくかかるという人もいるでしょう。
では、自然体で期限を守れる人というのはどれくらいいるのでしょうか。
ほとんどの人にとって自然体と期限を守ることは相反することかもしれません。
その場合、自分をすり減らして期限を守るか、期限を守らずに自然体を優先させるかという二択に迫られる場面もあることでしょう。
約束したことが滞りなく進められるために期限を守ることは必須ですが、あまりに自分をすり減らしてしまうと、 体調などの影響で期限を守ることが困難になるというジレンマもありえます。
では、そこから脱するにはどうしたら良いのでしょうか。
まず、期限に対して自分がどう関わっているのかを明確にすることでしょう。
期限というものにどのような認識を持っているのか。
期限を設定した時に自分にどの程度の負荷がかかっているのか。
期限を守らない人をどう感じるか。
期限に向けてバイオリズムのパターンがどんなものか。
期限というものに自分は価値を見出せているかどうか。
そもそも期限の設定を自主的なものととらえられているか。
知るべきことは色々あるでしょう。
そういう意味で、期限との対峙は自分を知る方法としてなかなか優れているようにも感じます。
その上で、期限と自分の良好な距離感を掴むことで、ストレスが生まれない実感に近づくのです。
しかし、脱する方法はもう一つあります。
それは、期限の関係ない、正確には期限を感じなくてもすむ活動だけをすることです。
少なくとも、自然体で期限を守れる人は、期限を守らなければならないという価値観はほとんどないでしょう。
それは、その価値観がなくても守れるからです。
自分にとっての期限を意識せずとも守ってしまうような活動は何でしょうか。
2013.12.21 18:36 谷孝祐