好きなものの何が好きなのか | 3年前のしこうの楽しみ

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数日間、沖縄に滞在しました。
そこで会った人と話して、面白いことを聞きました。
それは、沖縄に住みたくて移住した人の話です。

ダイビングがやりたくて沖縄に引っ越した人でも、住んでしまうとあまりやらなくなってしまうことがあるということです。
人によっては、全くやらなくなるとのことでした。
もちろん、ダイビング三昧になる人もいるのでしょうが、一概にそうではないようです。

確かに、ダイビングは一日がかりになってしまうので、日常の中で時間を作るのは難しいのかもしれません。
自分も自宅から近いところに潜りに行くことはありますが、前々から予定に入れておくから行けるようにも思います。
他の予定が色々あって詰まっているとキャンセルしてしまおうかと考えることもあるくらいです。
近くだから気軽に行けるととらえがちですが、朝も少し早く、実際はそんなに気軽ではないのです。

そんなことで、ダイビングは一般的には日常とは離れたところにあるレジャーなのかもしれません。
実際、一口にダイビングが好きと言っても、その中の何が好きなのかによって求めるスタイルが変わってくるでしょう。

潜ることそのものが好きなのか、水中生物を見るのが好きなのか、浮遊感を味わうのが好きなのか、非日常感が好きなのか、 ポイントは様々でしょう。
日常からエスケープできるちょうど良い目的がダイビングだということもあるのではないでしょうか。

個人的には、沖縄は潜らなければ半分しか味わっていないように感じるくらい沖縄の海は素晴らしいものだと思っています。
なので、もしダイビング目的で移住したら、それなりにあちこち潜りに行くでしょう。

しかし、潜在的にエスケープ目的だった人は、その環境が日常になってしまうとエスケープの対象になりえなくなってしまいます。
もしくは、そこにいるだけで目的は達せられてしまうのかもしれません。

だから、ダイビングをやる意味がなくなってやらなくなってしまう人がいるのではないでしょうか。
ダイビングに限らず、対象としているものの何が自分は好きなのか、そこに自分は何を求めているのかを明確にすることは、 人生を遠回りしないために重要なことのように思います。

2013.12.18 17:28 谷孝祐