PCパーツ選びのポイント(2017) ビデオカード編 | みかん食べながら

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2019年4月15日より更新は止まっています。

 

自作PC業界を活性化させたい!そんな思いから始めた初心者向けに連載している「PCパーツ選びポイント(2017)」

 

 

前回(第3回)から少し期間があいちゃったけど、引き続き連載していくよー

今回は「ビデオカード」のチョイスポイントをご紹介します(ㆁᴗㆁ✿)

 

そもそもビデオカードってなんのためにあるの?って方もいるかもしれないので簡単に説明を。

 

■ビデオカードの中にはGPUコアがある。

→CPUよりサイズが大きく、カタチは似たような集積回路が中にはいっている。

■GPUは人間の部位で例えると脳。

→CPUが天才の頭脳で少数精鋭なのに対し、GPUは普通の頭脳であるものの人海戦術的な数の暴力で圧倒的な分散処理を可能とする。

→1つのGPUにCUDAコアが数千個入ってる。

→複雑な内容の仕事は得意じゃないけど、一つの仕事(作業)をみんなで手分けするイメージ。

■CUDAコア数が多いものほど仕事を早く終わらせることができる。

→その分"熱"が発生する箇所が増えるので熱くなる。

■GPUクロック(周波数)が高いものほど仕事を早くこなすことができる。

→その分"熱"が多く発生するので熱くなる。

※GPUのクロックはMHz単位で表記されていることが多い。

■メインの仕事は映像処理

→最近はマイニング(仮想通貨の採掘)やAI向けのディープラーニング(深層学習)がブームなので、映像処理以外の用途にも積極的に利用されてるけど、本来は映像処理のために生まれたもの。

■PCでゲームをするなら必須のパーツ

→Steamの普及で日本でもPCでゲームをするのが一般的になりつつあります。

→4Kモニタなどで、より綺麗な画質、滑らかな動きにさせるには高級なビデオカードが必要になってきます。

 

 

自作PC用のGPUコア(写真の⑤部分)は、現在のところ2社が開発してるね。

・NVIDIA(エヌビディア)、製品ブランド:Geforce

AMD(アドバンスト・マイクロ・デバイセズ)、製品ブランド:Radeon

 

ここ3~4年くらいはNVIDIAのGPUが性能、ワットパフォーマンスともに向上がすさまじく人気となってるヨ。

期待されていたAMDの最新GPUであるVega世代もNVIDIAの現行Pascal世代には同価格帯のクロック、わっとパフォーマンスには及ばなかったので、まだしばらくはNVIDIA天下が続きそう。

余談だけど、PLAYSTATION4やXbox Oneの中はAMD製のGPUコアが使われてます。

 

GPUコア以外の部分、基盤や冷却ファンなど(写真の⑤以外)はPCパーツメーカー各社もオリジナルモデルとして開発して販売してるヨ!

GPUコアの開発元(NVIDIA、AMD)の純正品(リファレンス)と比べると冷却性能や、オーバークロックによるGPUクロックが高い傾向にあるので、オリジナルモデルのが人気となってます。

ここ数年のオリジナルメーカーはこんな感じ。

・ASUS

・MSI

・GIGABYTE

・ZOTAC

・EVGA

・Palit

・GALAX(玄人志向)

・PowerColor

・SAPPHIRE

・HIS

※ZOTAC、EVGAはGeforce、PowerColor、SAPPHIRE、HISはRadeonしか出してないと思う

 

 

それではNVIDIA、AMDそれぞれのビデオカードを性能順にご紹介します。

--2017.9.23 Radeon RX Vegaシリーズのスコアを追加

--2017.12.12 TITAN Vのスコアを追加

※参考に定番のベンチマークソフト3D MarkのFireStrikeのグラフィックスコアを記載。

※表内のFPSは1秒間に描画できる映像枚数(フレーム/sec)の意味。
※4K(3840x2160)、FHD(1920x1080)は画面の解像度の意味。
※VRは最近でてきたVRヘッドマウントディスプレイを使用する場合としています。
※2016年~2017年発売の最新3Dゲームを遊ぶ前提として、◎は高画質でも快適、○は標準画質で快適、△はちょっと厳しいかも(あくまでも参考としてネ)。

 

✿ビデオカード選びに気を付けること✿
①フルHDサイズかつ一般的なフレームレート(60FPS)でゲームをするならグラフィックスコアは10,000もあれば、最新のゲームでもかなりの高画質設定で快適に遊べます。
②フルHDサイズであっても、高フレームレート(144FPS以上)かつ高画質設定で遊ぶ場合は、60FPSと比べ、負荷は2倍以上になるため最新のゲームならグラフィックスコアは20,000以上欲しいところ。ただし、10,000程度でもDirectX9の古めのゲームや、画質設定を落とすことで快適に遊ぶこともできます。
③60FPS以上で遊ぶ場合は、高リフレッシュレート(144Hz以上)のいわゆるゲーミングモニタでないと画面表示の滑らかさは向上しないので注意。
NVIDIAではSLI、AMDではCrossFireXという技術があり、複数枚のビデオカードを搭載することで性能UPできるけど、ゲームタイトルが対応している必要もあるし、2枚で1.6倍程度と頭打ちになるため、コスパが悪くあまりオススメではありません。(でも見た目の重厚さというロマンはある)
⑤ビデオカードは世代ごとの性能向上がすさまじく、1年から2年でだいぶ性能差が開くため、無理して1~2ランク上のものを買っても、次世代でより高性能のが安く買える可能性が高い。なので、これから遊びたいゲームタイトルの推奨スペックを確認して、それを買うのがオススメ(せいぜい1ランク上でいいと思う)。

 

みかん的には

PCゲーム入門者ならGTX 1050Ti

中高画質、60Hzモニタで遊びたい人にはGTX 1060

最高画質、60Hzモニタで遊びたい人にはGTX 1070

最高画質、144Hzモニタで遊びたい人にはGTX 1080Ti

が良いと思いますヨ!

 

~おまけ~

Radeonは動画再生支援機能「Fulid Motion」というのがあって、24FPS、30FPSの動画を60FPSの滑らかな映像に補間してくれます。

この機能はアニメではすごく効果があるので、ゲーム用というよりは動画視聴用に安いRX550やRX560あたりを買うのが個人的にオススメかな。

なお、対応するプレイヤー(PowerDVD、MPC-HC、PotPlayerなど)でないと機能しないけど、フリーウェアもあるので基本的に無料で楽しめます。

※愛用してたGOM Playerは無理っぽかったので、操作性が似てるPotPlayerをみかんは使ってます。

NVIDIAのビデオカードを使ってるけどアニメのためだけにRadeon買いたくない!って人は「SVP」ってソフトを導入するとFulid Motionと同様の効果が得られます。144Hzモニタを持ってる人ならFulid Motionよりもさらに滑らかな映像を堪能できるかも。もちろんSVPもMPC-HC、PotPlayerに対応してるヨ。

 

次回はメインメモリ編になるヨ(๑•̀ㅂ•́)و✧

それではマタッ

 

~連載リンク~

PCパーツ選びのポイント(2017) プロローグ

PCパーツ選びのポイント(2017) マザーボード編

PCパーツ選びのポイント(2017) ケース編

PCパーツ選びのポイント(2017) CPU&CPUクーラー編

PCパーツ選びのポイント(2017) ビデオカード編