木口木版の魅力とは・・・ | 全国クリエイター作品の展示と販売 ARCA-方舟-gallery & zakka

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当我们发现我们正在转售它时,
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こんにちは
ご縁繋ぎの場、ギャラリーアルカです。
 
長嶋さんの作品展も、明日最終日となりました。
 
私が長嶋さんの木版画に魅力を感じるのは、1つの作品の中に物語を感じるからだと思います。
また、木口木版という特殊な版画の世界にも魅力を感じています。
 
木口木版は、出来上がった版木に、微妙に配合されたインクを塗布し、その上から雁皮紙を乗せて丁寧にバレンでこすり合わせたあと、指で細かい部分まで密着させていきます。
 
意外と深く彫らないと、なかなかきれいに印刷されないのだそう。
彫る道具は、普通の彫刻刀よりさらに細いビュランという専用のものを使います。
 
刷り上がった作品をさらにモチーフの形にカットして、裏打ち用の和紙に貼り合わせていきます。
 
その技法で、長嶋さんは、独自に、小さな版を複数コラージュすることによって大きなテーマの作品に仕上げています。
 
木口を版木として使用するので大きくても30cmぐらいが最大なのだそう。
 
大きい作品を1枚の作品として発表される方も多い中、小さな作品をコラージュすることで一つのテーマを生み出すという新しい作品作りを試みておられます。
 
今回コラージュという表現で、大きい作品を3点ご紹介中です。
 
 
木口木版という技術もそうですが、長嶋さんがなぜ木口木版にこだわって製作されているかということにも共感するものがあります。
 
プロフィールにそのことが記載されていますので、ぜひよろしければお読みいただければ、と思います。
 
 
 
長嶋一孝さんプロフィールより
 
版を通じて、生命の循環をテーマに自然や動物を象徴とし、生きることは何か?自分にとっての死とは何かを物語ることを追求している。
 
木口木版の面白さは自然のままの木の形が直接イメージに彫り取られる所だと思う。
木口の形、傷やひび割れなど版木一つ一つの違いがあり、その一つ一つに物語がある。
 
私はその木の断面を何度も触り、その木の持っている記憶を探る。
夜の森の静けさや、動物たちの声、木が水を吸い上げる音に大地に力強く張る根。菌に細胞、そして原始の記憶。
 
私の頭の中にあるイメージがそれとリンクし木の断面にその記憶がビュランで刻まれていく。
一度伐採され死んだ木が木の記憶となって再びよみがえるのだ。
 
まさにそれは生命の循環のようでもあり、魂の輪廻のようでもある。
 
私の絵を通して、見る人の心に刷り取られた木の記憶が刻まれることを祈って、
日々木口木版画を制作している。
 
 
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一度死んだものに、また生命を宿らせることができる。
そんな神の所業ができる人種は、アーティストと呼ばれる人しかいない。
私はいつもそう思っています。
 



 
 

 
 

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長嶋一孝 木口木版作品展

2月3日~14日

12:00~18:00

水・木定休日