日焼け。 | 土壌菌の素顔 Ⅱ

土壌菌の素顔 Ⅱ

「土」は岩石の風化物などではない。「土」は有機物から生まれている。
「論より証拠」、自然界の有機物は腐敗などしていない。

「小麦色に焼けた肌・・・」私の若い頃によく聞いたある歌の1フレーズ。当時、日に焼けることは「健康美」を意味する言葉でもあった。

ところが最近は、できるだけ日に当たらないように、日焼けをしないように変化してきている。これは何を意味しているのだろうか?

地球温暖化の原因にもなっているオゾン層の崩壊で日差しが強くなっていることが一因であることは確かだが、それより私たちの細胞内の必須「フルボ酸」量が減少してきているからではないかと思っている。

理由として、戦後数十年続けられている現代農法。化学肥料と農薬に頼り切ったこの農法は土壌中に「フルボ酸」を生成することができない農法である。結果として、生産物にも「フルボ酸」は取り込まれない。このような農産物を食していると生まれたときに保有していた細胞内の「フルボ酸」が消耗し、食べ物から補給されないために太陽光に含まれる紫外線の影響をまともに受け、日焼けによるシミや皮膚の老化にとどまらず皮膚がんなどの予測もしなかった症状に悩まされることになる。

簡単に言えば、細胞内で生成される「毒物」を消す力、抗酸化力やデトックスの力が衰えた状態である。
いくらファッションとはいえ、夏にブーツを履いて水虫に悩む姿より小麦色の肌に白い歯がいい。そのような「健康美」を再び見たいのは私だけではないだろう。