最近、仕事がとにかく忙しくって、なかなか自分の時間が持てずにいたんだけど、これではいかん・・・とおもっていたところ・・・・


最近知り合った近所の友達にさそわれ、「生け花」に挑戦することにした。


場所は近くの日本食レストラン。オーナーが場所を提供し、月2回土曜に、先生がいらして、生け花教室をしている。

生け花は日本にいたとき、半年くらい「未生流」と「小原流」を習っていたのだけど、もう10年以上も前・・・。

今回習うのは、「池坊」。未生流は池坊から分かれたというから近い部分も多いそう。

ま、流派をどうのこうのいうまえにとにかく、「お花」から10年近くも離れていたから、できるかな~と最初は不安。


先生は92歳のお婆さん先生なんだけど、とっても元気。92歳にはまるで見えません。体もしゃきっとしているし、ほんとびっくり・・・。

生徒は、アメリカ人が3人、日本人がお店のオーナーの奥さん、そのお友達、留学生の女の子、そして私の友人と私の8人。一人のアメリカ人の男性はお花をもう8年近くやっていて、マサチューセッツから1時間半かけて、月2回きているらしい。


生け花のはさみは「使うこともあるかも・・・」と日本から持参していたので、たりたのだけど、花器をもっていなかったので、お店の方に借りました。


あと、使うこともあるか・・とまりちゃんに、うちにある桜の木の枝を切って、何本かもっていったら、先生、喜んでくれて、フリースタイルで是非使いましょう。って。


まずは基本(みんなが同じ形をつくる) がこれ。


アメリカ~NYの田舎生活-ikebana2


そして、フリースタイルがこれ。バックがごちゃごちゃしててあんまりよくないが・・・。

使う材料はみな一緒でも、フリースタイルは好き勝手にできる。



アメリカ~NYの田舎生活-ikebana1


でも日本でのお稽古の時は最初の数ヶ月は、先生と同じ形をつくるだけであったのに、ここでは、フリーで好きに生けてね・・・・とはじめての日からそんなふうに自由にさせてもらえるとは・・・。

わたしは小原流のシンプルさが好きだったので、フリースタイルでいただいたお花をすべては使いこなせなかったけど、シンプルにしあげました。

先生には、「なかなかうまくできてますよ。習ったことがあるから基本を知ってらっしゃるわね。」と褒めていただいた。合格 



なんだかだと、10時~12時の2時間のお稽古が3時間半もかかり・・・。結構はまってしまった。


家にもどってから器がないので、なにかないかと探したところ、ちょっと和風の大きめ器があったので、早速生けてみた。



アメリカ~NYの田舎生活-ikebana3


これでも結構それなりになり、「和の心」をちょっと味わえたのでした。


季節も感じれる「生け花」、若い頃、日本で母に「ちょっとお花くらい生けれるように、習いなさい。少しでもしってると、絶対あとで役に立つから。」と進められ、そんなものかね~と思いながらしぶしぶ参加していたが、あの頃は若かったのか、「お花」より、「もっとやりたいこと」が山ほどあった気がする。


いま、また「お花」を生けたら、あの頃とはちがって、「お花」の素敵さをしみじみ感じるし、お花って季節をほんと、感じさせてくれる。

それにアメリカにいるせいなのか、「和の心」をもっと大事にしたいと改めて感じた。

「お花を習いにいきなさい」とあの頃、プッシュしてくれた母にもとても感謝。



また参加しようとおもう。