義父が亡くなりました | 肺腺がんステージⅣの夫・癌と生きる

肺腺がんステージⅣの夫・癌と生きる

2015.5月 夫に胸水があることが分かる
6月 肺腺癌(RET遺伝子異常)ステージⅣの告知を受ける

癌の宣告があった当時、幼稚園児だった息子と家族3人、癌と向き合いながら生きていきます。

先々週の金曜日、
7月15日 14:15に義父が亡くなりました。
 

それから色々と忙しく…
ようやく寂しさ悲しさを実感し始めています。。

大切な大切な人なのに、
場面場面で悲しみを抑えなくてはいけず、
感情を押し殺さなくては動けず、
まずは嫁としての役割を果たさなくてはと、
ある意味、初めて味わう苦しさの日々でした


目を閉じると、
いつもニコニコ、
何かを話しては「ハッハッハー」と声高に笑い
笑い納めにきまって、
おでこを押さえる仕草をする義父の顔が
浮かんできます。

よく祖父と孫に間違われていましたが、
そんな義父と一緒に、
それぞれの自転車にまたがり
お買い物に行ったりしたことは
忘れられない思い出です。

ユニクロにも一緒に行って、お買い物したね

怒られたりしたことが全くなく、
いつもニコニコして、話しばかりしていました。


そんなわけで唯一の孫である息子も、
もちろん怒られたことがありません。

夕食後に、必ず息子を傍に呼んで
二人でお煎餅やピーナッツ食べが始まって、
私に怒られるまで食べていました。
その時の義父の、息子を見る優しい眼差し。
本当に嬉しそうに二人で頰張っていました。

息子の成長を一番楽しみにしてくれていたように思います。



そんな息子は息子なりに、
大好きなじいじの死を
必死で受け止めようとしています。

お世話になったセレモニーホールの方々も、
親族の方々も、あまりに息子が
最後の最後まで
「じいじ。じいじ。」と言いながら
顔を優しく撫でてあげていたので
とても驚かれていました。

息子には、そうすることが自然なことで
優しい大好きなじいじとの別れが
名残惜しかったのだと思います。

東京の自宅に、
義父の写真を持ち帰ってきましたが、
息子から、
じいじの大好きな和菓子をお供えしてあげよう!
と言って、お供えしてくれています。


きっと、きっと、
じいじが喜んでくれているね。





今は、 ステージ4の肺がんが小康状態の夫。

父より長生き出来て、
とりあえず孝行は出来たと話していました。

そんな夫ですが、
やはりやはり少し疲れきった表情が
垣間見えます。

時間の流れと共に立ち直っていってね。

色々な感情が、胸の中を
巡っては消え、巡っては消えの状態。
今の私には上手く書き収めることができません

悲しみが早く癒えてくれますように。