イレを鍛える その3
初期のイレの練習
ある程度、厚みの見方を理解したら実際にイレる練習をします。この段階は、自分にとっての一番安定した力加減やストロークで、狙った所に真っ直ぐ撞ける事が前提になります。狙った所に撞けていない人は、まず「芯撞きのすすめ 」の記事を読んで、手球の真ん中をしっかり真っ直ぐ撞けるようになりましょう。
練習方法
イレの練習の最初のステップでは、「イレを鍛える その② 」で厚みをイメージした配置を使います。二つの的球を置いたら、そこから更に延長線上のキューのシャフトの長さ程度離れた所に手球を置きます。
その手球を置いた位置から、左右どちらでもいいので球二個分ほどずらした辺りに、毎回同じ所から撞けるようにラシャの傷などの目印を決めます。目印の位置に手球を置き、厚みと狙い点を把握します。
その後、狙い点に置いた球を取り除き、さっき把握した厚み、または狙い点に撞いてイレます。イレられたら、次からは狙い点の球は置かず、フットに的球と目印に手球を置くだけで続けます。
プロセスとリズム
この練習のポイントは、撞いてただイレるだけではなく、イレるまでのプロセスやリズムをイメージと供に大切にする事です。
そのプロセスは以下の通りです。
①台全体を眺めてイレる球と手球の位置関係を把握する
②狙う位置を把握する
③撞き方を決定する
④イメージの中で、撞いてイレる流れを想像する
⑤構えて、一回素振りする度に入るイメージをする
⑥素振りとイメージが合致したら撞く
⑦球の動きに邪魔にならないようなら、全ての球が止まるまでキューを出したまま動かずに結果を見る
以上が、球を入れるプロセスです。
この練習のポイント
おそらく最初は撞いてイレる所以外の部分をやる意味は解らないかもしれませんが、この流れを無意識に出来るようになったら、かなりイレが安定してくるはずです。同じ配置であっても、人によってかける時間も項目もまちまちですが、上級者の大半はこれと同様の自分なりのプロセスを持っています。これを「ルーチンワーク」と言います。このリズムが何かしらの影響によって狂うと、イージーな球であってもはずす事があるくらい大切な事です。
いろんな配置から
上記の事を意識しつつ、手球の配置を少しづつ変えてあらゆる角度や距離でイレられるように練習します。一つの配置に対して、連続で5回はイレられるように練習しましょう。とても根気の要る作業ですので、集中力をキープできなくなったら休憩を取るか、また次回にするなど、自分なりのペースでやりましょう。
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