愛猫が、この世を旅立って、明日で一年が経つ

今も、一年前までと変わらず毎日お水をあげてる


猫用のお水を入れる陶器

南米の(何処かは忘れた)特殊な土で作られていて
水道水も安全・美味しくなって猫ちゃんガブ飲み!

って感じの宣伝文句にアッサリと釣られ、通販で買った陶器

水が美味しくなった確証は無いけれど、ちゃんと飲んでいたし

分厚くて重いので手が滑って何度が床に落としたけど、ヒビひとつ入らず

恐らく15年以上使い続けました

未だ僅かな欠けも無く
曇りも臭いも無く
磨き込んだようにツヤツヤ滑らかなままの
愛猫のお水用の器

一周忌までは、毎日お水をあげようと思っていたけれど

この器が割れるまで、続けようかな


生まれ変わって
何処かで優しい誰かに可愛いがられていると思うけれど


まだまだ後悔は消えなくて

時々どうしようもなく泣いて泣いて
諦める


喧嘩ばかりだったのに
時々会話が盛り上がる事もあった

父が好きそうな番組を見てると
一緒に見たいな、と泣けてくる

テレビ見ながらドヤって知識を披露してくるのが鬱陶しい事もあったのに

今はその顔が見たい

思い出は美化される

辛かった事を思い返す方がラクなのに
楽しかった記憶を辿っては幸せだったなぁと泣く


記憶も感情も身体も全て
もう要らない


父の職業は、師走は稼ぎ時で
生前はテンション高く過ごしていた

私自身も楽しみな予定が盛り沢山の12、1月が好きだった

父が居ない2回目の師走
今回は、温かくて柔らかくて可愛い愛猫までもが居ない

モチベだって上げようがないのに強要されてウンザリな師走



親の死は大概の人が経験すること

そんな事は解ってるけれど、
私より年上で、親が健在な人に説教臭く語られると
顔で笑って心で泣く

怒りと妬みで心の中が荒れ狂う

そんな私の心境など想像することもなく
“いいこと言ってる励ましてる自分”に酔いしれてる奴もいる

言葉のチョイスやドヤ具合で判るよね

激励した成果を欲しがる奴は更にタチが悪い



私は自ら「寂しい」と訴えた事は無い

寂しいかと問われた場合のみ正直に答えると面倒臭いことになる

外では平気なフリ、立ち直ったフリしてるんだから
もう探るなと怒鳴りつけたい本音も隠す

自分自身のコントロール出来ない感情も含めて
何もかも面倒くせーわ!!!