昨夜だったか、日にちをまたいだのか定かではないが、
小指の激痛で目が覚めた。
添え木をあてていたので、どこかにぶつけてとかではなく、
突然の痛みだった。
横になったままゆっくりとテープを剥がして、
「 やっぱり骨折しているのかも 」
と思いつつ、激痛が続く中あきらめてそのまま寝てしまった。
今朝、アメの 「 早よ起きて。 水換えて、ご飯ちょうだい 」
の声に起こされて、いつも通り 6時過ぎに起床した。
カーテンを開けている時に気付いた、小指が痛くない。
正確には痛みはあるが、それほどでもない。
昨夜のあの激痛は何だったのか。
朝茶を飲みつつふと考えた。
6月、7月と 「 私、不調よね 」
これは厄年か何かではなかろうか。
数え年33歳が大厄だが、40代、50代と10年毎に厄は
あるのかも知れない。
それか強欲占い師のいうところの大殺界か。
今の私が大殺界かどうか調べて無いから分からないが。
以前、友人の家でお茶を頂いている時に、彼女が
「 うちの娘の婚約者が結婚を前に家を建てたのよ。
未だ20代なのに公務員だから安定してるし、早い方が
先々楽だとか、物凄くいい土地が見つかったとかで。
私は内心反対だったのよ、彼、大殺界の一年目だったのよ。
そうしたら、家が完成したらその子、うつ病になっちゃって。」
あらら。
「 結婚はするつもりらしいけど、大殺界明けだわね。
今度は私の意見を通させてもらいます 」
因みに彼は通院しながら、何とか仕事はしているそうだ。
友人は、件の占い師は大嫌いだが、大殺界は信じている
という世の中によくあるパターン。
人間はわが身に悪い事が起きると、厄年だ、大殺界だと騒いで
納得する。
厄年以外や大殺界以外で悪い事が起きると、厄年でないから
これ位で済んだとか、大殺界ならもっと悪い事が起きていたと
これまた納得できる。
私達は案外そうやってガス抜きしているのかも知れない。
私の場合は、これ位で済んだのだからやっぱり 「 有難う 」 かな。