さてと、ヒレカツ作ろうかと、重い腰を上げて台所に立ち、ストック棚を覘くと、あると思っていたはずのパン粉が無い。
17時だぜ!
眉間にしわを寄せて調理代の淵に両手を突いて考えた。
パン粉を買いに行くか否か…ウウウウ~ン
つい先だって卵黄だけ使って余った卵白が冷蔵庫にあるのも気になっていて、それもどうにかして使わなければいけなかった事も頭の隅っこにある。
パン粉なんていらねーぜ、フリッターだ!
素晴らしいな、私!
その強引な発想転換。
ヒレ肉は1cm弱の厚さに切って両面クレイジーソルトを振って、小麦粉を薄くまぶし、フリッターの衣は卵白3個分を泡立てて、天ぷら粉を2/3カップ程、パセリのみじん切りを1枝分ほど加えたものにくぐらせて揚げる。
もしも、あると思っていたパン粉が無かった時に思い出したら試してみてください。
・豚ヒレフリッター
(付け合せ千切りキャベツとトマト)
・舞茸と三つ葉の味噌汁
・ところてん
同じように切った千切りキャベツでも、春キャベツはやっぱり柔らかくて美味しい。
゚・:,。゚・:,。★゚・:,。゚・:,。☆
風呂で足を洗うのがものすごいシアワセだ。
もう買い換えたいんだけど、同じブラシが売ってなくて探している。
足を洗う専用のブラシで、木に豚毛が植えてある、細い家の形のような長四角の先が尖った形。
ずっと前に無印良品で買ったんだけど、いまではどこを探してもあの形のブラシが見つからない。
そのブラシを泡立ててクルクルクルクルゴシゴシゴシゴシ洗う。
その様子を私と風呂に入る度に見ているちぃは、まず最初に足を洗わなければいけなくなった。
椅子に座って、洗面器に自分で湯を張り、その湯に足を浸して〝ん、ん、〟っと言う。
ま、洗えって言うことね。
石鹸をよく泡立てて足を洗ってやると、そりゃもう気持ちいいみたいでね、シアワセ~な顔するわけよ。
頭を洗う時は風呂場の窓ガラスや鏡が割れんばかりに泣くのにね。
あ、最近ちぃは、いきものがかりの〝じょいふる〟がお気に入りで、口ずさんでいる。
足を洗う時に〝じょいふる〟を歌いながら洗ったから、その延長で頭も〝じょいふる〟を頭を洗って気持ちい良いっていう歌詞に替え歌して歌いながら洗ってやったけども、全く努力の甲斐なしね。
風呂場全体が泣き声と替え歌じょいふるで戦っていた。