J.LEAGUE DIVISION 2
第14節 ニンジニアスタジアム
愛媛 2 - 2 北九州
02' 愛媛 1 - 0 北九州 大山俊輔
05' 愛媛 1 - 1 北九州 中原秀人
57' 愛媛 1 - 2 北九州 小森田友明
87' 愛媛 2 - 2 北九州 有田光希
HT 富士祐樹 ⇒ 多田高行(北九州)
54' 大山俊輔 ⇒ 石井謙伍(愛媛)
62' 東浩史 ⇒ 小笠原侑生(愛媛)
70' 端戸仁 ⇒ レオナルド(北九州)
79' 赤井秀一 ⇒ 久場光(愛媛)
82' 安田晃大 ⇒ 森村昂太(北九州)
08' 村上巧(愛媛):非紳士的行為
30' 安田晃大(北九州):危険行為
31' 端戸仁(北九州):非紳士的行為
33' 池元友樹(北九州):危険行為
54' 小森田友明(北九州):非紳士的行為
60' 宮本亨(北九州):危険行為
79' 小笠原侑生(愛媛):危険行為
91' 有田光希(愛媛):危険行為
主審:東城穣(通算58試合)
気候:
気温:19.1℃
ピッチ状態:良芝
観衆:3,724人
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<試合前データ>
★成績
愛媛FC
5勝4敗4分 19得点12失点 勝ち点19 10位
ギラヴァンツ北九州
6勝6敗1分 13得点12失点 勝ち点19 11位
★戦績
愛媛FC
▲ 0 - 0 熊本(H)
○ 4 - 1 鳥取(A)
○ 2 - 1 湘南(H)
▲ 2 - 2 山形(A)
● 0 - 1 千葉(A)
ギラヴァンツ北九州
● 0 - 1 山形(H)
○ 2 - 0 草津(A)
● 1 - 2 千葉(H)
○ 1 - 0 町田(A)
● 1 - 2 横浜FC(H)
★得点ランク
愛媛FC
1.有田光希:6得点
2.赤井秀一:4得点
3.石井謙伍:2得点
ギラヴァンツ北九州
1.渡大生:5得点
2.池元友樹:3得点
3.端戸仁:2得点
<プレビュー>
前節千葉に敗れ、5試合振りの敗戦を喫した愛媛。
もう一度良い流れを掴むために、連敗は出来ない。
一方は、アウェイ連勝中の北九州。
前節は下位に沈む横浜FCに敗れてしまった。
共に前節敗れており、連敗できない一戦となる。
愛媛は前節敗れたものの、随所に効果的なカウンターを見せるなど狙い通りの形も作れていたので、そこまで敗戦のショックはないだろう。
J2屈指のディフェンス陣である千葉の前に得点を奪う事は出来なかったが、決定機を作り出す事は出来ていた。
結果的に敗れただけであり、内容的には五分五分といった感じだった。
今季の愛媛は、昇格候補である福岡、湘南に勝ち、山形と引き分け、甲府、千葉には惜敗と、非常に良い結果を残している。
ただ、草津に敗れたり、横浜FCと引き分けるなど下位相手に勝点を取りこぼす事もあるのが残念だ。
しっかりと点を取り勝ちきる事が出来れば、十分昇格プレーオフに名乗りを上げる事は可能である。
対する北九州は、開幕序盤こそ松本に敗れるなどつまずきはしたものの、途中に4連勝を飾るなど、徐々に調子を上げてきている。
ただ、ここ最近は勝ったり負けたりの試合が続いており、なかなか上位に食い込んで行けない。
直近4試合は全て得点出来ているので、愛媛同様勝ちきる勝負強さを身に付ければ昇格プレーオフにも望みがある。
まずは、今季初の連敗を避ける為にも今日の試合は、何としても勝っておきたい。
<それぞれの視点>
愛媛 諦めない気持ちで勝ち点1獲得(・∀・)
愛媛としては、執念で取ったドローでした
前半開始早々に先制点を取れた事で、落ち着いて試合に臨めたと思います。
が
その3分後、あっという間に同点に追いつかれてしまいました
決して油断していたとは思いませんが、クリアしたボールを拾われ、そのままゴールまで持っていかれてしまいました。
愛媛は前節千葉戦との戦い方とは極端に変えて、かなり前掛かりな感じでした。
しっかりとボールを繋ぎ、ボールを良く回していたと思います。
ただ、先制点となった大山選手のシュート以降、なかなかシュートを撃つ事が出来ませんでした。
ボール支配率もどちらかというと、北九州に奪われていた様に思います
後半になってもなかなか決定機を迎える事は出来ず、後半12分遂にコーナーキックから逆転を許してしまいます
何とか耐えて、カウンターから1点取って勝ちたかったところですが、この辺は力がある北九州に1本取られてしまったというところでしょうか。
それでも、愛媛はここから更にギアを上げたと思います。
お互いが攻め合う激しい展開に、決定機を作るが決めきれず、決定機を作られてはGK秋元選手のファインセーブで凌ぐなど、かなり緊迫した状況でした。
そして、ドラマが生まれたのは後半終了間際の87分でした。
サイドの選手が上げたクロスに勢いよく飛び込んできたのはエースストライカー有田選手
GKとDFの前に飛び込み、伸ばした足に当てる感じのシュートは、北九州ゴールへ吸い込まれ待望の同点ゴール
ニンスタが最高潮に沸いた瞬間だったと思います
ロスタイムも含め7,8分ありましたが、非常に面白い時間になりました。
再びお互いに攻め合い、決定機も作るが、決してノーガードではないところ。
しっかりとした形から少ない手数で速い攻撃を繰り出す姿に、J2のレベルも本当に高くなったと思いました
結局最後は逆転する事は出来ず引き分けで終了。
しかし、追いついての引き分けだったので、愛媛の方が気持ちとしては軽やかかもしれません
連敗もしなかったので、次節へ繋がる試合となったと思います
北九州 逃げ切れずに引き分け(´・ω・`)
北九州としては勝ちきりたかった試合でした
ホームで勝ち点を稼げていない以上、アウェイで勝ち点を伸ばしておきたいところでしたが、最後は愛媛の執念に屈してしまいましたね
前半立ち上がりに失点したのも痛かったと思います。
イレギュラーで入ったものではなく、完全に崩されての失点だっただけに、守備に不安を感じました。
しかし
そんな不安を若干21歳の中原選手が見事に吹っ飛ばしてくれます
失点してから3分後、ボランチの中原選手が最前線でボールを受けると、反転して即シュート
これが見事に決まり、あっという間に同点に
このシュートは本当に鮮やかでした
FWの選手に求められる得点パターンだと思うので、中原選手はFWも出来るのかも
なんていう冗談はさておき、この中原選手は本当に良い選手ですね。
北九州はボールを取ると、この中原選手を必ずといって良い程経由するのですが、彼のところで攻撃のリズムを作っている印象があります。
今までは木村選手がこういう役割かと思っていたのですが、彼は攻撃に専念させているんですかね
それにしても、21歳の選手がチームの中心になっているとは、北九州というチームは本当に観てて面白いですよね
内容もどちらかといえば、北九州の方が優勢に進めていたと思いますし、すっかり強豪チームの仲間入りを果たしてます。
後半に入ると、コーナーキックから高さのある小森田選手のヘッドがさく裂して、逆転に成功します
逆転した後は、一進一退の試合が続きますが、北九州の方は良く守れていたと思います。
しかし、試合終了が近づいた後半42分、有田選手にファインゴールを決められてしまい、まさかの同点
ロスタイムには、愛媛のGKとDFの連携ミスから池元選手がGKを交わしてシュートを放ちますが、ゴール内でクリアされるなど、勝ちきる為の1点が取れません。
結局、最後は追いつかれてのドローという事で、後味が悪い結末になってしまいました。
しかし、連敗を避けたというところでは、悲観する必要はないですね。
点は取れているので、あとは本当にどうすれば勝ち切る事が出来るか。
これに尽きると思います。
次節はしっかりと勝って上位進出の足掛かりにしたいですね
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