7月の4日のこちらの日記で
『beyond the nuclear age』 という冊子をご紹介しました。
原子力とはいったいどんなものぞや?というのを知るのに
読みやすく、わかりやすいですよ~と。
さいきん イベントで時々見かけるのが こちらの冊子
『わたしにつながるいのちのために』 500円
富田貴史(トミタタカフミ)さんという方が書いたものです。
『beyond~』の方が 原子力という物質そのものを書いて
原子力について考えてみてね、という参考書のようなものだとすると
『わたしにつながる~』の方は 原子力産業と六ヶ所村というハードの
その向こうにみえる「人」のことを書いて
この問題に対する問いかけをしているエッセーのような感じ。
どうして 六ヶ所村にこのような施設ができることになったのか、
核が 世界中に点在する 人にもらたしている哀しみ、苦しみ。
富田さんの想像する原子力産業に携わる人たちの苦悩。
そして 世の中をちょっとずつ変えていくために 私達が参加できること
が書かれています。
それは最初の方のこんな一文から始まります。
「六ヶ所村の状況を知れば知るほど、
ただ単に反対の声を集めるだけでこの工場の運転を止めることは
できないという事が分かってきます。」
ひとりでどれもこれもはできないから
だれかが どこかのパートを受け持って
いろんな所で六ヶ所への思いは展開されていると思う。
でももう一回思い出させてくれる本です。
そこに「人」がいるっていうことを。
あしたの葉山の上映会のイベントでも数冊ご用意させてもらいま~す。