11月9日 燻炭講習会 | プチ・農民日記

11月9日 燻炭講習会

11月9日(火) 雨  研修223日目


今日は、北海道農業者サロンという研究会の

燻炭作り講習会に参加させていただいた。


この研究会に参加させていただくのは今回で

まだ2度目だが、本当に学びが多い。


今回作った籾殻燻炭とは、米の籾殻を低温で

焼いて作る炭のことで、混ぜ込むことで

土の保水性と通気性を向上させる効果があり、

病気を減らす効果もあるらしい。


今日教わった方法は、缶に穴を空けてそこに煙突を

固定して缶の中で火を燃やし、缶の周りを籾殻で

囲って熱で焼いていくという方法。




昨年の夏、隠岐諸島の海士町で教えてもらったやり方は、

束ねた稲わらを立てて、その周りに籾殻で山を作って

稲わらを固定して稲わらに火をつけて火が落ち着いたところで

上に籾殻を被せていくという方法。


個人的には、このやり方の方が、火や煙が出る場所がある程度

限られているのでまだ焼けていない籾殻を燃えているところに

被せていく作業が楽だと思ったし、直接火に触れるわけではないから

燃えすぎて灰になるリスクが減るのではないかと思った。



講習の合間には参加者の方にお話を聞かせていただいた。

他人に聞いたやり方を鵜呑みにしてもうまくいくとは限らない

というお話は印象的だった。


そのためにも、1つでも多くのやり方を見ておくことが有効なのかなと思った。


それから、人間の作業性の向上はしても、

それが植物にとって良いことなのかということも。


農業は人の手が入っているのだから自然の状態では無いと思う。

それでも、自分のやろうとする作業が植物にとってはどうなのか

ということを考える余裕を持つようにしようと思った。



つづく

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