「銃剣道やめさせて」元自衛官の男性が新学習指導要綱から廃止訴え
銃剣道やめさせて!これは教育ではない!
元自衛官の男性が中学生に銃剣道をという新学習指導要綱から銃剣道の廃止を訴える記事が赤旗に掲載されました。「相手の心臓を突くと一本となる。衝撃は相当のもの」死亡者が出る重大事故を危惧すると指摘しています。元自衛官の訴えは重みがあります。やはり中学生に学校で教えるべきものではありません。銃剣道のみならず、教育勅語を学校で使う教材としては否定しない、とまでする安倍政権の教育への歪んだ介入は許されません。
赤旗 4/7
「銃剣道を中学生に教えるなんて、教育として間違っている。絶対にやめさせてほしい」
青森県の日本共産党事務所に、元自衛官から電話がありました。男性は政府が発表した新学習指導要領の中学武道に追加した「銃剣道」の廃止を訴えました。
銃剣道の有段者だという男性は「自衛隊の中で銃剣術を職業軍人として教育される。銃剣術は心臓を突く人殺しの術です」と自らの体験を語りました。「お互い相手を突くのが銃剣道。相手の心臓を突くと一本になる。防具はつけているが、衝撃は相当なものです。男性は、練習中に心臓を突かれ、死亡者が出るなど重大事故を危惧します。
「絶対に子どもに教えるものではない。これは教育ではないのです。自衛官だった仲間も『これを学校で教えるのは危険だ』と言っています。戦前、女性、子どもたちに、やりを持たせたのと同じではないですか」と憤ります。
「自衛官だった私としては共産党の考えと合わないことがあるが、私の話を真摯に受け止める政党は共産党しかないと思って電話しました」とも話します。
「安倍首相の周りには戦前に戻そうとたくらむ団体が存在しているのだと思う。もう止められるのは共産党しかない。銃剣道をやめさせるために頑張ってほしい」と話しました。