安倍首相は今世紀最も高い水準の賃上げを実現というが、実質賃金は四半世紀で最低! | 千葉市議会議員 かばさわ洋平  GET BACK TO DEMOCRACY 

安倍首相は今世紀最も高い水準の賃上げを実現というが、実質賃金は四半世紀で最低!

 

実質賃金が四半世紀で最低!

 

安倍政権は「今世紀最も高い水準(2%水準)の賃上げを3年連続で実現」(自民党参院選公約)したと言います。しかし、実質賃金は2011年度から15年度まで5年まで減り、統計をさかのぼれる1990年度以来、最低に落ち込んでいます。今世紀最高どころか、四半世紀最低です。アベノミクスという金融緩和と大企業減税という政策のツケは実質賃金低下で家計消費2年連続マイナスという戦後初の停滞につながっています。さらにアベノミクスをふかすというのは、私からみると戦中の戦争に負けてるなか、国民に勝ってると嘘の大本営発表とかぶってみえてなりません。

 

 

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赤旗 6/14

 

 

今世紀最大の賃上げ根拠となっているのは、厚生労働省による春季賃上げ集計や連合の春闘回答です。厚労省がまとめているのは、資本金10億円以上かつ授業員1000人以上の大企業で、労働組合があり、妥結状況を把握できた300社あまりだけです。連合の春闘回答は4700余りの組合が得た回答の平均です。いずれも380万社ある日本の企業のごく一部にすぎません。しかも、ベースアップだけでなく定期昇給分を含む数字です。

 

物価変動の影響を除いた実質賃金指数(2010年平均=100)は、15年度平均で94.8。1990年以来最低です。5年間で5%も下落しました。年収400万円程度の労働者なら年間20万円もの目減りです。