瓦礫焼却と東京湾埋立で都民被曝! | 千葉市議会議員 かばさわ洋平  GET BACK TO DEMOCRACY 

瓦礫焼却と東京湾埋立で都民被曝!


ガンダーセン氏の動画が新しくアップデートされてました。

いくつか重要な警告があります。





「新しい時代を作るのは老人ではない。」-原発・放射線関連動画日本語訳-

上記ブログからの翻訳文を転載させていただきます。

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1)福島原発の状況
12/16、野田総理は、「福島原発は冷温停止状態になった。収束したと
考えられる」と表明した。
米国政府は、 「我々政府はこのニュースをうれしく思う。日本政府は
復興に向かい正しい選択をした」と述べている。
IAEAも、「冷温停止し安定状態になったことを喜ばしく思う。日本の
関係省庁を通して公式な情報筋から最新情報を得ている」と言っている。
ジョージ・ブッシュの「イラク戦争の任務は達成された!」という空母での演説に似ている。
全くのウソで福島は長期戦であり、収束には程遠い状態だ。

福島原発は安定状態にない。横にしたカップのてっぺんにあるのが、
動的平衡状態。転がり落ちる可能性がある。
カップ内の底にあるのが静的平衡状態で安定している。これが冷温
停止に当たる。福島原発は、動的平衡状態にある。

最大の問題は余震だ。大きな地震によりパイプが破断し40時間で
メルトダウンに戻ると東電は言っているが、これでは安定状態とは
言えない。冷却に使われているパイプは間に合わせのものだ

第二の問題は、4号機。爆発と火災によりダメージを受け、また地震が
来れば、燃料プールが損傷する危険がある。これは非常に憂慮すべき事です。

最後に、もう一つの問題は作業員の被曝。国際基準、日本の基準より
もはるかに高い。総ての作業員は、発ガンの可能性が劇的に上がる。
賞賛すべき勇敢な人たちだが非常な危険に晒されている。



2)住民の被曝


スティーブ・ウィング博士のデータは、スリーマイル・アイランド
では、事故後3-5年間で、肺がんが1割増えたことを示している。
日本政府はなんと安全基準を緩めてしまった。20ミリシーベルト
未満の被曝なので避難地域で安全に生活できると言っている。
米国原子力施設作業員の平均被曝量は年間1.8ミリシーベルトで、
彼らは給料をもらっている。
日本では、福島住民は10倍もの被曝をさせられて、しかも無給だ。




3)放射性ガレキ
3つめの話題は、放射性ガレキをどうするか。
福島原発は、歴史上もっとも多い汚染水を海に垂れ流している。
では、福島県とその周辺の放射性ガレキの問題を考えよう。
福島県だけでも、少なくともアメフト競技場のニューオーリンズ・
スーパー・ドーム33杯分に相当する。(*東京ドームより大きな
ドーム型スタジアム)この膨大な放射性がれきを、どうするのか。
例えば、12/14、東京郊外の学校で、芝生のシートに9万ベクレル/kg
の汚染が見つかった。3、4月には広げてあったものだ。
解決法はこうです。環境庁は、なんと1キロの汚染シートを1トンの
ゴミと混ぜて焼却すれば、放射性セシウムは十分薄まると言っている。
日本の解決策は世界のどことも違う。米国なら300年間地下に埋めて管理する。
放射性物質は焼却炉の煙突から放出され、また灰にも残る。
焼却灰は東京湾に投棄する計画である。
他国なら放射性廃棄物として管理されるべき焼却灰が、東京湾の
埋め立てに使われる。
これは実は合法だ。
グリーンピースが、推進しているロンドン海洋投棄規制条約は、
放射性廃棄物の海洋投棄を禁止している。これに違反はしないが、
もちろんその意図には反する。
2012年に、グリーンピースなどが、日本各地の焼却炉から
広がる汚染や、太平洋に流れ込む汚染水を調査することを、私は望みます。
これらの放射性ゴミの投棄を、IAEAは大目に見ている。

最後の問題だが、誰が住民への被曝や放射性ゴミの投棄を
監視しているのか?
東電は、IAEAに監視下にある。IAEAは、放射能の許容
レベルを決定する。20ミリシーベルトという値は、IAEAが
容認している。IAEAと契約した27カ国が、海洋汚染を
モニターしている。
IAEAのトップは、天野 之弥氏、かつて日本で原子力を
規制する立場にあった人物だ。
IAEAの憲章第2条は次の通り。「IAEAは、世界の平和と
健康、繁栄のため、原子力による貢献を広げ加速する
ことに努める」つまり本来原子力を規制すべき人間が、
実は推進しているのだ。
IAEAは、国連の番犬組織だというが違う。原子力を
推進する国々により設立された組織であり、規制を
しているわけではない。
IAEAではなく我々市民が、コントロールすべきだ。
根本の問題が、ここにある。
汚染水は、海へ垂れ流し状態、東京湾へのガレキの
投棄と、待ったなしの状況だ。何とか、やめさせな
ければならない。