太平洋の汚染は・・・
福島原発事故による太平洋の汚染状況はどうなっているのか。
これは大変気になるところだと思います。
なかなか日々のニュースでは伝えられない中、汚染状況が
段々明らかになってきています。
まずは厚生労働省が11月11日に発表した
「食品中の放射性物質の検査結果について(第244報)」
茨城県と千葉県の水産物の検査結果を見ますと、千葉県銚子市の
サンマ以外は全てセシウムが検出されました。
茨城県では、ひたちなか市沖のマダラ127ベクレル/kg・
エゾアイナメ63ベクレル/kg、
北茨城市沖のアカカマス43ベクレル/kg・カナガシラ46ベクレル/kg、
ヒラメ113ベクレル/kg、
日立市沖のマダラ109ベクレル/kg、
千葉県では銚子市でマアジ45ベクレル/kgなどが検出されました。
つまり福島はもとより、茨城、千葉においても魚は既に
汚染されてる実態が浮き彫りになってます。
またこちらも重要ですが文部科学省が11月1日に発表した宮城県・
福島県・茨城県沖における海域モニタリング(海底土)結果です。
千葉沿岸の海底土まで放射能汚染が進んでることを示してます。
そして衝撃なのがASR社による太平洋汚染シミュレーションです。
ASR社は、世界の海岸線を管理するための
革新的な環境に敏感なソリューションを開拓する
グローバル企業です。(Google直訳)
時系列で汚染シミュレーションが見れます。
Google Earth版ページは こちら
4月
7月
11月
色の度合いがどれほどの汚染かは不明ですので
参考程度に見てください。
これを見ると実は時が経てば経つほど、太平洋は汚染拡大している
ことが見て取れます。
原発事故を過去のものだという雰囲気が世間には蔓延ってますが
実は海洋汚染を見ても実態が明らかになってくるのはこれからのようです。
だからこそ一般メディアが伝えないから安心ではなく
情報をしっかりキャッチしていかないと私たちが実験台となって
いくということになりかねません。
何故ならチェルノブイリでは大陸の真ん中で起こった事故です。
なので福島の海岸沿いで起きた史上最大の原発事故がもたらす
海洋汚染・・・想像を絶することになるかもしれません。
海に囲まれた国家日本、毎日食卓には魚が並ぶ国が日本です。
しっかりした情報開示がなければ、国民の健康は元より世界への
責任も果せません。
改めて思います。少しの電気のためにこれだけの犠牲・・
やはり原発はもう止めなくてはいけません。