上乗せ・・・^m^ | 不動産営業マンの業務日報

不動産営業マンの業務日報

大工~現場監督~ハウスメーカーの営業を経て、20代後半には会社経営に失敗。今現在は不動産会社役員として主に売買仲介の営業に日々奮闘中!
保有資格は、宅地建物取引主任者・2級建築士・損害保険代理店資格。

ある不動産業者の新聞折込広告から。

建築条件付の売り地の広告。

建築条件付売り地とはこちらをご覧下さい。


夢の一戸建て


「買い換え大歓迎!弊社、社有物件購入に限りあなたのお住まいを相場価格で買い取ります!」


(((( ´,,_ゝ`)))) ププッ


これは買い換え(今のご自宅を売却されて新たに住宅を購入する)のお客様向けの文言です。


「社有物件購入に限り・・・」と言うのがポイント。


社有物件とは、取引態様 で言えば”売主物件”のこと。

社有物件以外の購入(例えば仲介で中古住宅等を購入した場合)の場合は相場では買取しないと言うことです。

売主物件に限り相場で買い取ると言う文言。


なぜ不動産業者があなたの物件を買い取るのか?

利益を乗せて再販するためです。


相場より安く買い取らなければ採算が合わないのです。

(一般的には相場の2~3割減)


なのに相場で買い取る?

相場で買い取ったら相場以上で売らなければ利益が出ない。

相場以上では売れる訳がない。


それとも利益なしで再販?

慈善事業をする訳ではないのに・・・。


私が想像するにこんな手口でしょうね・・・。


建築条件付売り地ですから、土地契約後に建築のプランの打ち合わせをします。

その後、予算が決まると建築の工事請負契約を締結します。


この建築費に買い取り差額分を予算計上するのでしょうね・・・

相場で買い取るために発生する損失分を建築工事請負契約に上乗せです。

その他の物件は元々、社有物件に大幅な利益を計上してあるのでしょう。

(売主物件を購入することが100%得ではないのですよ・・・笑)


でなきゃ我々不動産業者が相場で買い取れませんよ。

そんな事していたら倒産しちゃいます


だから、

「社有物件購入に限り・・・」

なのでしょうね


この文言ただ単に社有物件に金額上乗せしているだけぢゃないか・・・(笑)


♪


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