先日、ある分譲業者さんが来社しました・・・。
「あの物件誰かお客様いませんかねぇ・・・?」
(間もなく1年売れ残り・・・未入居住宅(業法で新築住宅と表記できるのは完成から1年間までです)になってしまいます。)
「あの辺で探しているお客様はいますけど価格がチョット高いんですよ・・・。」
(この業者さんの物件(建売)相場よりも1,000万円ほど高い)
「うちは高いんですよ~。その代わり”物”が良いですから!高くて良いんです!」
(元大工の私が見ても確かに”物”は良い。建材もワンランク上の物を使っているし、施工も丁寧だ・・・。これなら後々のクレームもないだろう・・・。職人さんの仕事ぶりを見ても良い家を作ろうと言う”魂”を感じる。)
「●●●や▲▲▲(首都圏ではプライスリーダー的存在。かなり低価格)のような安くて質を落とした住宅はうちは建てないんです。あんなの買ったお客様大変ですよ~。安さに気を取られて後になってガタが来て結局は高い買物になってしまいますよ~。」
(なるほど・・・。●●●や▲▲▲と比べたら確かにあなたの会社の建売はご立派です・・・。)
でもチョット待って!!
あなたはご存知ですか?
●●●や▲▲▲の建売を購入して喜んでいる方々がたくさんいらっしゃることを・・・。
言い方は失礼かもしれませんが・・・。
この世の中には毎日汗水流して働いて、場合によっては夜アルバイトまでして念願のマイホームを手に入れている方もいるのです。
そんな方々が住宅ローンを組める上限が、●●●や▲▲▲の新築住宅しかない場合もあるのです。
そのようなお客様は、●●●や▲▲▲の新築住宅を購入して”新築戸建を購入する”と言う夢を達成しているのです。
お客様の”ものさし”は様々です・・・。
住宅の”質”以前に、
「自分は住宅ローンが組めるのだろうか?」
「自分は新築住宅が買えるのだろうか?」
という”ものさし”を持って来店されるお客様も多いのです。
私も何度か●●●や▲▲▲の新築住宅は仲介していますが、お引き渡ししたお客様から、
「いい家紹介してくれてありがとう!」
「おかげさまで憧れの戸建生活を楽しんでいます!」
と言うお言葉をいただけると嬉しいのと同時に、お客様も良い買物をしたのだなぁと思っています。
不動産はあなたが良いと思っているものを必ずしもお客様が良いと思うものではありません。
お客様が良いと思っているものが一番良いのです!
最後に私は言いました・・・。
「でも現に●●●や▲▲▲の家って売れてますからねぇ・・・。私も何度か仲介してますけど皆さん喜んでいただいてますよ(笑)」
「・・・・・。」
あなたに他社さんの物件をケチつける権利はないのです。
不動産の購入は人それぞれ”ものさし”が違うのです・・・。
●●●や▲▲▲の新築住宅を一生懸命働いて購入して、ご家族みんなで楽しく生活しているお客様に失礼です!
↑私は決して●●●や▲▲▲の関係者ではございません(笑)