議会改革特別委員会 | とみもと 卓 オフィシャルブログ「杉並区政最前線 日々雑感」Powered by Ameba

議会改革特別委員会

こんにちわ とみもと 卓です。


さて 今日は朝から 所属する議会改革特別委員会が

ありました。


この委員会は杉並区議会で議会基本条例を作ろうという

動きの中で 発足した委員会で 他の委員会と全く

違う色あいがあります。


一般の委員会ですと 基本的には区側の提案や説明を聞いて

それについて 質疑をするという形式ですが


この委員会は自分たち議会のあり方を考えるものですので

議員間の討議が中心で 説明員と参加しているのは議会事務局のみで

それも 本当に説明員という立場です。


ですので この委員会も委員長の仕切りは結構大変ですし

委員も受け身でない 能動的な姿勢が求められます。


議会改革については 他の地方議会でも今 様々な動きがあり

既に 250を超える自治体議会で基本条例も制定されています。

杉並でも 以前にも述べてきたとおり 私の1度目の議長時代に

組織した 改革検討部会での6期での議論をはじめ

多くの改革が行われてきました。


そうした積み上げの中で その集大成の一環として

そろそろ 議会基本条例を制定してもよいころ合いかなという

思い(17年度が第1回の部会でしたので 7年が経過しました。)が

議会内でも醸成をされてきた中で 


今期の議会から部会という要項設置の位置づけから 格上げした

議会の真の正式な議論の場である 委員会の中で

議論をする形となり 今 その2年目を迎えています。


制定にあたって 注意をしなければならないのは 既に制定済の

他議会の条文を貼り合わせるような形で ただ お題目だけを

並べて 作れば良いというものではないという点です。


首都東京の中で54万人が住む 杉並区の議会として ふさわしく また

その実情にあい 中身が伴い 実際にしっかりと運用がされる

内容にしていく必要があります。

理想論や学者のいう原則論だけでない 実体に即した内容に

していくという事です。で


ですので 議員にも 基本条例に対しての基本的な知識を

身に付けた上に その実態論を乗せていく能力が求められると

思いながら 私も議論に参加しています。


そういう中で 今日は 特に 区民の意見をどういう手法で伺っていくのが

適当か その辺りに議論の時間も割かれました。


例えば 人口が2万人程度で 投票率も8割~9割 また 地縁 血縁が

色濃く残る地域の議会と


人口54万 投票率4割弱 隣は誰が住んでいるのか??といった地域とでは


同じ 議会基本条例といっても 当然 違います。


たぶん 50万人を超える人口を抱える自治体議会では

未だ制定をされていないのではないかと思います。


そういう意味では 今 私たちが取り組んでいるこのテーマは

未知の取り組みと言えるのではないかと思います。


そういう思いもあってか 主張は様々あれど

委員会所属の議員はそれぞれ張り切り それなりに活発な議論が

行われていると感じています。