子も親も大変だ | 自己責任でなんとかしてね。大学受験。

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長男、2011年2月に中学入試終了。
次男、2013年2月に中学入試終了。
中学受験は子どもの成長するための場所探し。
子どもが笑顔で過ごせる学校が一番♪


子どもが塾に行きたいと言っている

子どもが中学受験を選んだから

そう思っている親は多いと思う。


うちも

塾はいやだとは言わなかった。
最初は、渋っていた長男でも
行くようになれば、それなりに友達もでき、楽しいとも言っていた。

次男もそう。

長男は、勉強はサボっていたし、面談で先生にお会いすれば
教室で楽しそうにしているけれど、、騒いでもいることも伝わってきた。
彼は、無理ができない性質だったらしいので
自分の出来る範囲でしか頑張らなかったのだと思う。

でも、それでよかったんだな、、とも今は思う。

勉強でおかしくなったりはしなかったし、
学校の友達ともうまくやっていたし。(いじめっ子とは除く)
アレルギーの蓄膿症になったくらいで、本人におかしな行動は出なかった。

でも次男も
塾も嫌だとは言わなかったけれど
段々と行動がおかしくなっていった。
笑わない。
楽しそうじゃない。
勉強はする。
そのうちチックのように顔を歪めるようになった。

何かあるな、、と思ってから
崩れるまでは早かった。
成績が下がり
涙をこぼすことが増え
一生懸命やろうとするけれど笑わない。

それでも塾をやめたいとは絶対に言わなかった。

転塾させてから
ようやく
笑顔が戻り
辞めてよかったといい。
先生からの罵倒が苦しかったと言葉にした。

それまでは、次男がそんな目にあっているなんて思っていなかった。

後から、同じクラスにいた女の子のお母様に様子を聞いて
背筋が寒くなった。


長男の友達にも次男の友達にも
受験期のストレスをクラスメイトにぶつけていじめっ子に豹変した子もいたし
女の子のいじめもかなり陰湿で深刻なものになっていた。
次男の同学年の子には
矛先を同じ学校別特訓に通う子にぶつけて嫌がらせを続けていた子や
家で暴れて液晶テレビを割っただの
壁に穴をあけただの
赤ちゃんのときの爪噛みをするようになった子や、
自分の髪を抜いてしまった子もいた。
あとは落ち着くのか局所をずっと触り続ける男の子もいて、
授業参観で他の保護者は眉を顰めていた。

私立最難関の男子校に行った子たちですら
そういう行動を取っていた。
電車の中で同じ塾の子を見つけては、理由もなく蹴り飛ばす子もいた。

5年生以降、楽になることはないと思った方がいい。

大抵、自分の身体を傷つけたり
チックになったりする子は
優しい子が多かった。
他人に当たれない分、自分を傷つける そんな感じだった。

弟や妹にあたる子もいた。
弟妹にも親にも当たれない子は
違う行動をとる子もいた。
5、6年になって学校の教室で物がなくなることが多くなった。
ちょっとかわいいシャーペンやメモ帳。
人のものを取ってしまう。
ほとんど無意識だったらしい。


長男の友達だった子は
自分の髪の毛を抜いてしまっていたのは
受験のストレスのほかに、虐めっこからの矛先になってしまっていたからだった。

彼は親に言えなかった。

高学年になると子ども自身にもプライドがある。

親に言えないことも出てくる。

でもどこかで歪が出てくるから
行動に表れてくる。


塾が楽しい そういうよね。
楽しいこともあると思う。でも、楽しいだけのはずはない。
だって勉強しているから。
そこには競争がある。色々な思いを抱えた子どもの集まりだからただの仲良しでは済まない。
そして 「楽しい、塾を辞めたくない」
そう言わせているのは親だってことも忘れてはいけないと思う。

「中学受験をしたい」
親の気持ちを汲んで言っている子も多い。
少なくとも そういう世界を見せて、そう誘導しているのだから。


がっかりされたくない
親を喜ばせたい
そんな気持ちをどの子も持っていると思う。



悪いことをすべてを受験のせいにしてはいけないとは思う。
でも
親がかりの受験は家の中が憩の場でなくなってしまう心配がある。
家の中で勉強するなと言っているのではないけれど

だけど
勉強をしているとき
していないとき、
上手く切り替えないと
子どもにとって安らぐ場がなくなってしまうのだと思う。

つい
空いている時間はすべて勉強へ、、と持っていきたくなるけれど
気を抜く時間、緊張を緩める時間はきっと必要なんだと思う。


どちらかの親が熱くなると、
大抵はもう一方が冷静になる。
冷静な方の意見が正しいことが多い。

うちもそうだ。

なんだかんだ、夫に対しては不満だらけだったけれど
次男の塾については、
夫の意見が正しかった。

(ちなみに長男の時は夫が熱くなりすぎて、怒鳴る毎日だったので
私の方が正しかったと思う。)


子どもの行動には理由がある。
子ども自身ははっきりとわかっていないかもしれないけれど
一番近くにいる親は気が付けると思う。


5、6年生というのは
受験があってもなくても思春期に差し掛かる時期で
色々あるもの。

親の方も 今までと違う親にならないといけない時期なんだろうと思う。