被災地へ | 滝川クリステル オフィシャルブログ「L’essentiel est invisible pour les yeux “目に見えない大切なこと”」Powered by Ameba

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            こんばんは、滝川クリステルです。



              みなさん、お元気ですか?

    

      被災地のみなさん、そして多くの人々が、刻々と変わるニュースに


   翻弄されながら日々まだ不安の中で過ごしているかと思います。ただ、


   このまま小康状態で何もできずにいるより、日々流れる時間をありがたく


   享受できる毎日を 前向きに生きることで、みなさんの表情が変わって


   きているのも事実だと思います。

 

     ただ、被災地の方々の”表情”は一体どういった”表情”なのか。 


   画面、紙面を通して、一部分、もしくはその瞬間しか伺い知ることしか


  できません。


  フィルターを通してしか被災地の皆さんの表情を伺うことしかできず、


  ずっともどかしい思いでいました。


  そんな中、このブログを通して被災地にいる方々からのコメントをたくさん


  頂戴し、もう限界だという声を目の当たりにし。。。この状況で伺うのは


  かえって邪魔になるのでは とずっと思っていました。


    

   でも、すみません、 取材ではなく個人的に物資を届けに行かせて


   もらうことにしました。

  

  

  先週のMr.サンデーがたまたまたお休みだったこともあり、この機会を有効に


  使いながら、日帰りでしたが、現場のNPO、医療機関、避難所を訪れました。


  

  多くの物資が全国から届けられ、本当にたくさんの物資があり、


  現場の自衛隊のみなさん、行政の方々、ボランティアの方々が必死になって


  届けているのに、まだまだ物資が充分に届くところ、届かないところ、という


  格差が生まれています。


  避難所は全部で2200か所ほどもあります。もちろんこれだけの数の避難所が


  あると、交通の便、物流の問題、原発の問題、色々とありますが、現地の


  NPOの方々の話によると一番の問題は意外にも人員不足だということでした。 


  この問題については、 次回しっかりと書かせていただきます。


  

   今もなお多くの避難所の様子などがテレビなどで報道されていますが、


  そんな中、やはりどこにも報じられない避難所も多くあります。2200か所ほども


  避難所があるこの状況では仕方のないことなのかもしれません。私達は


  限られた情報ツールでしか情報を得られない。


  実際に足を運ばないとわからないことがもちろんあるのです。


    


   そこで、宮城県の名取市、そして山元町の避難所に足を運びました。


  特に、山元町は、被害が気仙沼や石巻のように被害が甚大であったにも


  かかわらず、福島第一原発に比較的近いという風評被害、


  報道の偏りで


  ボランティアの人々に足を運んでもらえていないとのことでした。


  山元町の社会福祉協議会の職員の方々は、自身の親、子供を


  亡くしているのにもかかわらず、四六時中、避難所のみなさんの


  ために、まだ気持ちが 整理できないまま働いています。


  自身の親、家を失った男性の代表の方が涙ながらにおっしゃって

  

  いました。


  ”私達の自慢だった綺麗な綺麗な一本道の農道、そして景色を


   取り戻しますよ”と。


  男性のボランティアの方が、横で ”はい、細く長くお手伝いします。


  頑張ります”と、涙を流して。


  私には、このやりとりが忘れられません。

 

  すべてを失った人々が人とのつながりで前向きに生きていけることを願って

  

  やみません。


  そして細く長く支援することが一番求められていることなのだと。


  ”今”だけの問題ではなく、これから長く続く復興の道のりを一緒に


  歩んでいくこと、


  これが私達に 一番求められていることです。

  
滝川クリステル オフィシャルブログ「L’essentiel est invisible pour les yeux “目に見えない大切なこと”」Powered by Ameba-おじさんと滝川さん


 

  名取市では、多くの子供たちに会うことができました。


  一人の男の子が避難所で炊き出しの用意をしている自衛隊の方々の


  調理作業を見学していました。


  この時のことをこの男の子は大人になったらどう記憶しているんだろう? 


  
滝川クリステル オフィシャルブログ「L’essentiel est invisible pour les yeux “目に見えない大切なこと”」Powered by Ameba-自衛隊と子供







 また、避難所で出会った可愛い5歳の女の子。”サインをください”と


 言われ、将来何になりたいの?って聞いたところ、力強く ”お医者さん!!”


 と答えてくれました。


 ”将来、お医者さんになって、たくさんの人を助けてあげてくださいね”と


 サインと共に書きました。


 笑顔を浮かべて照れくさそうにお母さんと歩いて行きました。今回のこの状況を


 見て、将来のことを考えたのか、前からの夢だったのか分かりません。


  頑張ってお医者さんになってくださいね。

 
滝川クリステル オフィシャルブログ「L’essentiel est invisible pour les yeux “目に見えない大切なこと”」Powered by Ameba-サインする滝川さん
 


 隣にあった小学校にも20人ほどの子供や先生たちがいました。地震当日は


 卒園式で、多くの親御さんが亡くなられ、お話をしてくださった先生ご自身は


 津波の中で冷たい海に15時間も取り残されながら助けを待っていたと


 いうことでした。


 でも、今では無事でいてくれたたくさんの元気な子供たちに囲まれ、


 気丈に頑張っていらっしゃいます。負けないで、頑張って子供たちと笑顔と


 笑い声で満たされた学校を取り戻してくださいね。

 
滝川クリステル オフィシャルブログ「L’essentiel est invisible pour les yeux “目に見えない大切なこと”」Powered by Ameba-施設


 



 子供たちの未来に向けての大きな可能性を秘めた温かな手の感触、笑顔、


 彼らに逆に大きなパワーを与えてもらったような気がします。 そして、


 避難所にいたみなさん、温かく迎えていただき本当に感謝しています。


 コーヒーでも飲んで行ってと言ってくださったおばさまや、帽子にサインを


 書かせていただいたおじいさん、


 みなさんと膝を突き合わせて目を見て話せたこと、本当にありがたく


 思っています。 


 


 

 今、必要とされている物資は日々変わっている状況だということです。大袈裟に


 いうと、昨日必要だったものが今日は必要なくなっているということも。


 今は、食事に偏りがあり、おかずなどが必要とされているということでした。そして、


 お風呂になかなか入れないので、もちろん下着はいつも必要になります。


 今回私は、女性男性用下着を主に持っていったのと、あとは動物用のゲージ、


 動物用の体を拭くシートなども持って行きました。ゲージは、避難所で犬猫を中に


 入れられない所が多いため、外で寒い中、紐で結ばれただけになっています。


 少しでも寒さをしのげるものになれるようにと。


 
滝川クリステル オフィシャルブログ「L’essentiel est invisible pour les yeux “目に見えない大切なこと”」Powered by Ameba-運ぶのを手伝う滝川さん  
滝川クリステル オフィシャルブログ「L’essentiel est invisible pour les yeux “目に見えない大切なこと”」Powered by Ameba-施設の前の滝川さん


 また被災したペットについても色々な情報が入ってきています。迷子になり、


 愛護センターに預けられている犬猫は勝手に引き取ることができない状況


 ですが、飼い主から直接新しい飼い主にお願いします!と何匹かの犬猫を


 預かっている団体がいます。


 里親になれそうな方、もしくは一時預かりでも大丈夫です。


 宜しくお願いいたします。  http://www.minashigo.jp/

   

 

  http://nipponspca.com/  http://www.arkbark.net/?q=ja/  などです。

 また、同時に都内の保健所にも今回の震災で海外に行ってしまったりした人達に


 よって放棄された動物もたくさんいるようです。改めてこちらもお力になれる人、


 宜しくお願いいたします。



  今回お話を聞かせていただいたり、同行させていただいた



NPO法人の”ワンファミリー仙台”のみなさん、 ”東北国際クリニック”の桑原先生、



山元町でお手伝いをされている国際NPO団体ADRAの方々、


NPOのジャパンプラットフォーム、LOVE FOR NIPPONのみなさん


    

        改めて御礼申し上げます。



 限られた時間の中でしたが、被災地でのみなさんの笑顔、下を見ずしっかりと


 前を見ていたみなさんの表情を胸に私も日々の生活を頑張ります。


 そして、また時間が許される範囲で足を運ばせてください。

  

  だんだん暖かくなってきましたね桜** 


                 今週1週間素晴らしい1週間でありますように桜