和光市白子に新設された民設民営園「ゆめの木保育園」を視察
和光市白子に先日、ゆめの木保育園が開設されました。
市が土地などを提供し、補助金などを投入していますが、民設民園の保育園です。
都内にある社会福祉法人が運営しています。
平屋建て、木造の全体的にウッディな雰囲気の保育園で、かなり特徴ある保育を行っています。
まず、年齢別の保育ではなく、乳児と幼児という緩やかなグループで分けた保育。
これにより、子供たちは異年齢児と自然に溶け合うことが出来ます。
次に、一般的な時間によるスケジュール設定を行わず、緩やかに子ども達の様子に応じて食事や遊び、昼寝を競っているしているのも特徴です。
また、ここでは保育士はジャージやエプロンはせず、普段着で保育を行っています。
これは理事長さんの方針だそうです。
これら、それぞれは一つの方法論であり、これが絶対にベスト、とは思いません。
ただし、このような方向性の園を好む保護者は多数おられるので、和光にゆめの木保育園ができたことで保護者のニーズに対応する選択肢が増えたことは歓迎できます。
さらに、この保育園の内装のセンスは素晴らしいと思います。ここで子どもたちは自然に木と触れ合いながら育つというのはいいですね!
しかし、保育園が慢性的な定員不足で、ここに行きたい、という保護者のニーズに対応できないという根本的な問題もあり、こちらの解決が急がれる、ということを私は強く意識しています。
幼児の保育室。仕切りは緩やかです
家具は基本的に大工さんが手作りしたもの。
おもちゃは比較的少なめ。返す場所が分かりやすい配慮がうれしい。
子供用の手作りドレッサー。これはポイント高いですね。
園庭の遊具も手作り。凝ってます。