>改正政治資金規正法が成立、1円以上の領収書公開へ | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

>改正政治資金規正法が成立、1円以上の領収書公開へ

改正政治資金規正法が、共産党を除く与野党の賛成多数で可決、成立しました。

1円以上の支出の領収書公開などが実現します。

2008年1月から施行され、2008年分の政治資金にかかる収支報告書から適用です。

国会議員や国政選立候補予定者に関連する政治団体に対し、全ての費用の領収書を保管させ、人件費を除いて公開対象とするものです。

領収書の原本は各団体が保管するのですが、1万円を超える支出の領収書はコピーを政治資金収支報告書に添付、総務省・都道府県選挙管理委員会が保管します。また、1万円以下の領収書については、公開請求があったとき、コピーを提出する仕組みだとか。

危惧するのは、手続きの面倒さを避けて、経費が地下にもぐるのではないかということ。

また、国会議員だけが対象なのも気がかり。

経費がアヤシイのは都道府県議や政令市議、首長も同様です。これは、地方自治の時代なので市民が公開させましょう。


この法律の良いところは、経費、特に不当なを使うのがとんでもなく面倒なので、政治に不当なカネをかけるのが面倒になるのではないか、ということ。

カネをかけない政治こそが世の中を正常化する、というのが私の信条ですが、はたして、カネは地下にもぐるのか、あるいは政治にカネをかけなくなるのか・・・。

1つ言えるのはカネをかけない政治活動ほど、心理的に楽なものはない、ということです。


まあ、当面、多くの国会議員は一部のカネを地下にもぐらせつつ、会計の専門家を雇うのだと思います。

そして、それを調査する人々とのいたちごっこが続くでしょう。


この制度にはいろいろ国会議員の批判もありますが、従来の制度がよくないのは間違いなく、少しずつ手直しする必要はあるのですから、前向きに考えるべきでしょう。