証券市場を腐らせる証券会社と監査法人
どことは言わないが、無責任な証券会社と監査法人が市場を腐敗させています。
先週もITベンチャーとされている会社が有価証券報告書を提出できず株価が暴落。
要は、監査法人が逃げ出したわけです。
そもそも、公開企業は株式公開の数年前から証券会社と監査法人の指導を受けて、公開の準備等のコンサルティングを受けているわけです。
つまり、証券会社も監査法人も公開企業について深く熟知していて当然です。
しかも、かなり高額のフィーを得ています。
それが、公開の時にはとにかくイケイケで、株価を吊り上げておいて、証券会社はハイさよなら、数年経つと値は下がり、ほとんど取引が成立しない銘柄になってしまう。
その頃には監査法人は逃げ腰で、ある時さじを投げて、いつか担当監査法人はよくわからん法人に代わっている。
最近、こんなケースが多くありません?
私はもともとベンチャーキャピタルという、企業を新規公開させる会社にいたのですが、最近、こんな傾向が強まっていることに危機感を感じています。
証券市場が成熟しないから、お金がある人はそんな市場を嫌って国債なんてカスにカネをつぎ込み(だから、官僚が安易に国債を増やし、国会議員がそれを是認する)、まともな思考回路の人はそもそも、海外にカネを逃がします。
これでは、日本の衰退は止まりません。
そんなことをひさびさに考えさせてくれる、昔深く関わった業界の人2人と語り合いました。
こういうことこそ、国会議員が何とか頑張るべきでは???