旧小淵沢町(入札改革)~旧ホームページに掲載していた過去の視察報告をアップします | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

旧小淵沢町(入札改革)~旧ホームページに掲載していた過去の視察報告をアップします

会派視察 小淵沢町(2003年7月)

 小淵沢町役場を訪ね、町長鈴木隆一氏より、契約制度(入札制度)の改革についてお話をうかがいました。
ポイントは
1 入札制度を改革するためにはトップの強い決意とリーダーシップが必要であるということ
2 最低制限価格、予定価格の公表をしても落札価格が下がらない
3 一回で落札にならない(予定価格に収まらない)場合、予定価格を再調査して正確を期す。再調査の結果、予定価格に瑕疵がなければ、業者が真剣な数字を示していない証拠だから、業者を入れ替えて再度入札する
4 役所は指名という権限を手放す勇気を持たなければならない
というものでした。

 この辺りのことは小淵沢町のホームページを見ても載っているのですが、私が直接話をうかがって打たれたのは鈴木町長の真剣な取り組み姿勢です。とにかく、市が真剣勝負で予定価格を出す。再調査もする。それに収まらない価格を出した業者は真剣ではない、と語られるときの表情には自信と迫力を感じました。

 トップの強い意思なしには成し遂げられない、ということも仰っておられました。
 また、鈴木町長の「わざわざお二人もここまで聞きにこられたのだし、私も真剣にお話した。これで、和光市の入札に変化がなければあなた方が来て、私がお話した意味はない。しっかり議会でがんばって欲しい」という結びに、重いものを感じました。
 というわけで、入札の問題についてはこれからも随時取り上げていきます。


*1 鈴木町長(当時)の言っておられたことは今も価値を失っていません。また、もう一つ入札改革に必要なのは、職員の建設業へのより深い理解だと思います。

そういう意味では(精査の必要はありますが)建設業界の経験者を中途採用することも一つの手法かと思います。

*2 残念ながら和光市の入札改革はまだまだです。