選挙にお金を使わないことの意義~市の仕事を請け負う業者がうろうろしている事務所は・・・・ | 前和光市長 松本たけひろ オフィシャルウェブサイト

選挙にお金を使わないことの意義~市の仕事を請け負う業者がうろうろしている事務所は・・・・

私は初めての選挙で、準備期間からの総額でも50万円に遠く満たない金額しかお金を使いませんでした(公費補助は除く)

これは、選挙にはあまりお金を使って使ってはならない、という私なりの考えがあるからです。
 

.たくさん突っ込むから回収したくなる

これまで、地方議員の選挙というと下手をすると一千万円以上の大枚をはたく人がたくさんいました。今でも選挙資金を50万円以下に抑える人は少ないと思います。

そして、これまでしばしばあったのは選挙で当選した後、投入した自己資金の元を取ろうとがんばるケースでした。なにしろ一回の選挙で数百万円を突っ込むわけですから、お金持ちでもない限り、それを4年で回収しようとがんばる気持ちも分かります。

また、選挙にお金がかかるから、業者に便宜を図って、選挙時に寄付を集める(あるいは人手を出してもらう)という現職も出てくるわけです。

 

.金を使わないからしばられない

しかし、これは大きな間違いです。

選挙は一攫千金のばくちではありません。納税者のために働きたい人が納税者に訴えかける舞台です。であれば、なるべくお金をかけないことこそ、純粋に納税者のために働くことに繋がるのではないかと思うのです。

逆に、選挙にお金をかける人はお金持ちか、そうでなければ下心のある人と疑われても仕方ありません。

皆さんもそういう視点で候補者を見ると、また別のことが見えてくると思います。手始めに次の選挙、とくに首長の選挙をよく観察してみてください。

 

.よくある、出入りの業者がうろうろする選挙事務所

どこでも市長選などでは、立派な事務所に業者の社員が群がっています。

また、大いに盛り上がっているように見える陣営が、建設会社や特定の団体の派遣による人々で水増しされているというのも常態です。

そして、業者もボランティアではありません。必ず投資にはリターンを求めます。そうでなければ業者も株主への義務が果たせません。

 

次回、私が立候補するなら、私はいくらかけるのか。もし街宣車を使うとしたら、今回よりはかかると思います。

ただ、なるべくお金をかけずに、皆さんに思いを伝えたいと思います。