先週ホームTVに取材出演させていただきました。
テーマは「後期高齢者医療制度」導入にあたって、「75歳以上になったときの自分で準備する医療費の目安」です。
せっかくなので、このページでもTVでお話したエッセンスをご紹介しますね
まず、後期高齢者制度は以前ブログに書いたとおり、医療費の自己負担は以前と変わりません。
そこで、制度導入をきっかけに貯蓄からいくら医療費分としてとっておくか、改めて考えて見ました。
STEP1:もし、病院通いが続いたらどうする?
どのくらいお金があれば長引く通院をカバーできるか、という目安の金額を出してみました。
<通院の場合>
後期高齢者医療制度での医療費の窓口負担額の上限
→12,000円/月
* 個人で用意する医療費の目安(同一の医療機関での支払いの場合)
12,000円×12ヶ月×10年=144万円
・・・つまり例えば10年間医療費の自己負担をめいっぱいしたらこれだけかかる・・・という意味です。
そこで・・・⇒約150万円の貯蓄を医療費のために取っておく
・ ・・貯蓄からこの金額を医療費のためにのけておくと安心ですね。
STEP2:もし、入院が長期化したらどうする?
<入院の場合>
後期高齢者医療制度での窓口負担額/月額
医療費44,000円+(食費@460円×3回居住費@320円)×30日=51,000円
44,000円+51,000円=95,000円
個人で用意する医療費・生活費の目安
⇒約10万円⇔年金の中で賄えないかチェック
STEP3:医療費や介護費用がかさんだらどうする?
高額医療と高額介護の上限額
→56万円/年
56万円×5年=280万円
個人で用意する医療・介護費の目安
⇒約300万円の貯蓄を重度の病気になったときのためにとっておけるか検討
(上記は一般の所得(市町村民税課税世帯で、課税所得145万円未満
かつ収入が高齢者複数世帯で520万円未満、高齢単身者世帯で383万円未満
*住民税非課税世帯等はさらに上限が低くなります)