先日、プロトライアスリートのIidaさんとランチを取りました。Iidaさんは私のトライアスロンにおける最初の先生です。途中で所属クラブを移られましたが、定期的に連絡を取り合っており、春・初夏シーズンが一段落したこの時期に時間を頂きました。


また、Iidaさんはプロ活動のかたわら、スクール運営もされており「ビジネスリーダー」としての一面も持っています。先日は、トライアスリートとして、そして、ビジネスリーダーとして情報交換を行うことが出来た有意義な時間でした。


Iidaさんには是非ビジネスの基礎、具体的にはロジカルシンキング、プロブレムソルビングアプローチ、ビジネスプレゼンテーションを学んで欲しいと思います。理由はプロ活動にも、そして、その後のクラブ運営、コーチング等にも必ず役に立つと確信しているからです。


1.プロとして勝利を目指すことと、良い商品・サービスを提供する原理原則は同じです。ターゲットを決め、良い材料を仕入れ、良い製造方法を行い、そして、マーケティングでどこの誰に伝えるか、トライアスロンで言えば、どの距離で戦うのか、どの試合にピークを決めるのか、そのためにどのような練習をするのか、環境が変わった中で何をするべきなのか、考えるのです。


2.ビジネスの基本は3Cです、トライアスロンでも共通です。競合のことを考えなくてはいけません。自分がいくら一生懸命頑張っても、ライバルがもっと頑張っていたら勝てません。逆もしかりです。自分だけでなく、競合(ライバル)、そして顧客(応援してくれる人、強化選手を選ぶ協会幹部)に訴えかけなくてはいけません。


3.ビジネス(経営)はスポーツと同じです。一流のアスリートは優秀なビジネスパーソンになる可能性があります。しかし、そのためには必要不可欠なことがあります、練習です。一流のアスリートが常に基本練習を欠かさないように、常に新しい練習に取り組むのと同じように、優秀なビジネスパーソンになるためには練習をしなくてはいけません。逆に言えば、スポーツの時取り組んだのと同じように、ビジネスでも練習に取り組めば、一定のレベルまでは確実に行くことが出来るのです。


ビジネスは知っているだけでは意味がありません。必要とされたその場で使えなくてはいけないのです。ランチの間でも2つのフレームワークを使って説明しました。Iidaさんにビジネスは使えてナンボということを感じて頂けたら幸いです。


Iidaさんの次のターゲットは佐渡だそうです、奮闘を応援しています。そして、シーズンが終わったらまたビジネスの情報交換を行いたいと思います。