※参考データ 首都圏模試80%の偏差値
富士見 【2/1】58 【2/2】57 【2/3】56
東京成徳 【2/1午後】52 【2/2午後】51 【2/3午後】54
明治学院 【2/4】56
そして、A子さんは54くらいです。
A子さんの受験校情報は、
http://www.takeoff-takeoff.com/record.html
の『受験校直前チェックシート』をご確認ください。
A子ママ「ちょっと気になるんですけど、”繰上合格候補”って、何ですか?」
塾教師「補欠合格のことです。」
A子ママ「それって、合格と言えるんですかね。」
塾教師「合格と言っていいと思います。必ずしも繰上げになる訳ではありませんけど、ほぼ合格ラインに達したことは間違いない訳ですから。」
A子ママ「ちょっとよくわからないのですが、どうして、補欠なんていうのがあるんですか?」
塾教師「それは、私立学校側の事情です。入学者数を安定化させるためです。合格者のうちどれほどが入学手続きしてくれるか(歩留まりがどの程度になるか)、というのは学校側が一生懸命推測しますが、しばしばぶれます。
もし、予想よりあまりに多く手続きしてしまうと、大変困ったことになります。学校側には施設面での限界がありますから、あまりに入学定員を大幅に越してしまうと、1クラスの人数が多くなりすぎて厄介なことになります。
かといって、入学者が少ないと収入が減りますから、それも困ります。ギリギリのラインで入学者を決めたい。
そうなると、補欠を使うのがいいということになります。合格者数をやや少なめに発表して、同時に補欠を発表しておいて、空きが出たら、合格を連絡するというやり方です。」
A子ママ「でも、補欠を出さない学校もありますよね。」
塾教師「比較的受験回数の多い学校、つまり中堅校は、あまり出しません。受験回数が多いですから、2/1、2/2、2/3と徐々に入学者数を確定させながら合格者数を出せるからです。」
A子ママ「で、具体的には、富士見と明治学院が補欠あるようなのですけど、補欠になったらどうすればいいですか?」
塾教師「それは私が決めることではないですよ。ご家庭で話し合っておいてください。」
A子ママ「何を話し合えばいいんですか?」
塾教師「それは、、、十分に考えておいてほしいのですが、例えば、第一志望の富士見が、2/1不合格、2/2補欠合格、2/3不合格、になったとします。東京成徳は2/1午後で合格。2/4の明治学院は合格。過去問の出来具合を考えると、これはかなり可能性の高いシナリオです。さあ、どうします?」
A子ママ「さあ、どうしますって、何をですか?」
塾教師「いや、だって、どうしますよ?こうなったら?」
A子ママ「富士見は補欠なんだから、連絡を待てばいいじゃないですか!」
塾教師「ちょっと、いつ連絡が来ると思っているんですか?」
A子ママ「えっ?、いつですか?」
塾教師「富士見の繰り上げ合格の連絡は、2/7の12時までの入学手続きが終わった後から、2/12頃までに電話で行われます。明治学院の入学手続きの締切は、2/6です。ということは?」
A子ママ「ということは?」
塾教師「ちょっと、しっかりしてくださいよ。明治学院の入学手続きで30万円を納めた後ですよ。」
A子ママ「富士見の補欠合格は、その入学手続きの後に連絡が来る、ということですよね。そういう場合は、返してもらえるんですよね?」
塾教師「募集要項で確認してください。一部返還するとしている学校もありますけど、返還しないのが普通です。」
A子ママ「ぎょえ~!諭吉っつぁんが、30枚、ぶっ飛ぶってことですか。」
塾教師「そういうことです。もし、それ嫌なら、入学手続きの締切をよく調べて、併願パターンを組み直して下さい。」
A子ママ「そんなの、ひどくないですか?」
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