補欠合格どうする?◆ほんものの合格を超えて◆No.10 | 中学受験・高校受験 学力を伸ばす方法

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学習塾「テイクオフ」は2023年2月19日で閉塾しました。
18年間、誠にありがとうございました。

森下武三は、森下和装工業(横浜市)で
畳・襖・障子の仕事をしています。

※参考データ 首都圏模試80%の偏差値
富士見   【2/158  【2/257  【2/356
東京成徳  【2/1午後】52  【2/2午後】51  【2/3午後】
54
明治学院  【2/4
56
そして、A子さんは54くらいです。

A
子さ
んの受験校情報は、
http://www.takeoff-takeoff.com/record.html
 の『受験校直前チェックシート』をご確認ください。

中学受験・高校受験 ほんものの学力を伸ばす-無題0

A子ママ「ちょっと気になるんですけど、”繰上合格候補”って、何ですか?」

塾教師「補欠合格のことです。」

A
子ママ「それって、合格と言えるんですかね。」

塾教師「合格と言っていいと思います。必ずしも繰上げになる訳ではありませんけど、ほぼ合格ラインに達したことは間違いない訳ですから。」

A
子ママ「ちょっとよくわからないのですが、どうして、補欠なんていうのがあるんですか?」

塾教師「それは、私立学校側の事情です。入学者数を安定化させるためです。合格者のうちどれほどが入学手続きしてくれるか(歩留まりがどの程度になるか)、というのは学校側が一生懸命推測しますが、しばしばぶれます。
もし、予想よりあまりに多く手続きしてしまうと、大変困ったことになります。学校側には施設面での限界がありますから、あまりに入学定員を大幅に越してしまうと、1クラスの人数が多くなりすぎて厄介なことになります。
かといって、入学者が少ないと収入が減りますから、それも困ります。ギリギリのラインで入学者を決めたい。
そうなると、補欠を使うのがいいということになります。合格者数をやや少なめに発表して、同時に補欠を
発表しておいて、空きが出たら、合格を連絡するというやり方です。」

A
子ママ「でも、補欠を出さない学校もありますよね。」

塾教師「比較的受験回数の多い学校、つまり中堅校は、あまり出しません。受験回数が多いですから、2/12/22/3と徐々に入学者数を確定させながら合格者数を出せるからです。」

A
子ママ「で、具体的には、富士見と明治学院が補欠あるようなのですけど、補欠になったらどうすればいいですか?」

塾教師「それは私が決めることではないですよ。ご家庭で話し合っておいてください。」

A
子ママ「何を話し合えばいいんですか?」

塾教師「それは、、、十分に考えておいてほしいのですが、例えば、第一志望の富士見が、2/1不合格、2/2補欠合格、2/3不合格、になったとします。東京成徳は2/1午後で合格。2/4の明治学院は合格。過去問の出来具合を考えると、これはかなり可能性の高いシナリオです。さあ、どうします?」

A
子ママ「さあ、どうしますって、何をですか?」

塾教師「いや、だって、どうしますよ?こうなったら?」

A
子ママ「富士見は補欠なんだから、連絡を待てばいいじゃないですか!」

塾教師「ちょっと、いつ連絡が来ると思っているんですか?」

A
子ママ「えっ?、いつですか?」

塾教師「富士見の繰り上げ合格の連絡は、2/712時までの入学手続きが終わった後から、2/12頃までに電話で行われます。明治学院の入学手続きの締切は、2/6です。ということは?」

A
子ママ「ということは?」

塾教師「ちょっと、しっかりしてくださいよ。明治学院の入学手続きで30万円を納めた後ですよ。」

A
子ママ「富士見の補欠合格は、その入学手続きの後に連絡が来る、ということですよね。そういう場合は、返してもらえるんですよね?」

塾教師「募集要項で確認してください。一部返還するとしている学校もありますけど、返還しないのが普通です。」

A
子ママ「ぎょえ~!諭吉っつぁんが、30枚、ぶっ飛ぶってことですか。」

塾教師「そういうことです。もし、それ嫌なら、入学手続きの締切をよく調べて、併願パターンを組み直して下さい。」

A
子ママ「そんなの、ひどくないですか?」






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